花咲かすおじさん

グリーンヒルに移ってから、薔薇を中心とした庭を造り、一年中花が咲いている庭を目指しています。ブログには庭を中心とした花や、旅ブラで撮影した画像をデジブック等で紹介しています。庭もブログも花いっぱいにしたいと思います。

2013年12月

古河散策ー6 土井利勝の菩提寺と武家屋敷



2013.11.11

ランチの後は帰り道となります。

帰り道


地図を見ても何も記述されいない広い屋敷があり、木が多く茂っているので覗くと古い民家がぽつんとありました。
IMG_2085_1




正定寺の入口、長い参道です。
no title


鐘楼と赤門が印象的です。
no title


古河八景を選んだ先人は、その一つに”正定寺の晩鐘”を詠っています。
”おいさびてものおもう身にあらなくになど入相の鐘のさびしさ”
no title


赤門から入ります。
no title
no title


本堂
no title



no title


境内にある土井勝利像

 土井利勝(1573-1644)は寛永十年(1633)下総佐倉城主から古河城主となり、正定寺が土井家の菩提寺です。 土井勝利は江戸幕府の大老職にあり家康秀忠家光に仕えて幕府の基礎を築いた幕閣の一人です。古河地方の開発にも貢献する所が大きかった古河城主の一人であります。
no title


像の台には土井家の家紋「六つ水車」が描かれています。
no title



下の写真の大きな石碑は侍従樅碑です。そばの案内板には下記のように記されていました。

(土井利勝公御代記)

 土井家初代利勝公(1573-1644・行年七十二才)
 徳川家康居城の浜松城で誕生。家康の御子と刻まれている。(4行目下段)
 1633年、古河城主(16万117石)となる。
 1638年、江戸幕府初代大老となる。
「侍従」は役職名。「樅」は利勝公逝去し、別邸内に衣冠を埋め、そこに大樅の木があるのが理由。この石碑は土井家十四代利与建立。昭和八年、正定寺に移築』

no title


no title


正定寺もう一方の門は黒門で下記の説明がありました。

もと江戸(東京都)の本郷にあった旧古河藩主土井家の下屋敷表門であったが、昭和8年(1933)に土井家の菩提寺である正定寺に移築、寄進されたものである。
 本柱と後方の控柱の上に、冠木(かぶき)や梁、切妻屋根を平入りにのせた上層武士の家の門として用いられることの多い薬医門である。両側に袖塀が付き、向かって左側に潜戸がある。建築年代は不明。屋根は移築の際に後補されたのか反りを失っている。
高さ470センチメートル、幅621センチメートル、瓦葺。

 no title



屋根瓦にも水車の紋が描かれています。
no title




昔ながらの料亭です。今も営業をしています。地図を見ると料亭と書かれた場所が沢山あります。
木造3階建ての立派な建物です。

no title


料亭の先には旧武家屋敷が見えました。
武家屋敷の前の通りを杉並通りといいます。
no title


no title



くぐり戸が左右についている立派な門です。
no title


日光街道に戻ってきました。雪の結晶を抱いた街灯です。
no title


古河駅近くに来ると、雨が降ってきましたので、古河散策は終了です。
no title



小京都とも呼ばれている古河城下町はJR古河駅から近く歩いて回れる範囲に古い建物が残っている美しい町なので、途中下車に丁度良い町です。案内板が充実していますので、観光マップを持って歩くとさほど迷わず歩けます。

古河散策シリーズ おしまい

一年御覧くださりありがとうございます。
来年もよろしくお願い致します。

古河散策シリーズ

1.古河散策ー1 肴町
2.古河散策ー2 ぬた屋
3.古河散策ー3 鷹見泉石記念館
4.古河散策ー4 歴史を訪ねて
5.古河散策ー5 永井路子旧宅



古河散策ー5 永井路子旧宅


2013.11.11


永井路子旧宅。永井家はお茶、陶器類を扱っていたため一階の軒、2Fの蔵の壁がうっすらと緑色をしているのは4代目の発案によるそうです。
永井路子は「北条政子」等、歴史小説家です。

no title




no title



店先です。客は土間のところから茶葉や陶器の品定めをしたのでしょう。
机を置いてある所に店主が座っていたのでしょう。
右に2Fへの階段が見えます。階段の下は昔の家がほとんどそうであったように有効利用の引き出しがついています。
no title


懐かしい振り子の柱時計がかかり、金庫があります。
本箱には永井路子の本が入っています。
この家は古河文学館の別館になっています。
no title

居間として使われていた部屋でしょうか?
篆刻が展示されています。
no title


永井路子の歴史です
no title


見学者が私一人だったため縁側に座り、庭を眺めながら管理人さんから沢山話が聞けました。

永井路子は東京に生まれましたが、本家の永井八郎治に子が無かったため、生まれる前から養子に行くことに決まっていたそうです。実父は来島清徳といって、東京帝国大学工学部卒です。実母が八郎治の姪で声楽家だったそうです。

永井路子は高校卒まで、古河で過ごし、東京女子大に入学して東京住いだったのです。
八郎治は農家の出で、お金があったとは考えられず家は前住者から譲ってもらったのだろうということでした。

no title


観光マップを見ても、Google、Yahooの地図を見ても「古河城跡」という文字が見えないので聞いてみると「古河城は渡良瀬川の中州にあって、水に流され今はない」とのことで納得しました。
帰ってからネットで探すと下の地図が出てきました。
水に囲まれた自然の要害だったのです。

古河樹マップ


お昼になったが歩いている場所に適当な食事処が無かったので、尋ねると、「河原のゴルフ場のクラブでゴルフをしなくても食べれる。レストランからの眺望はうまくすると富士山が見える」と教わり、20分歩いて古河リバーサイド倶楽部へ行きました。

IMG_2137ゴルフ場マップ


土手に行く途中で見事な木を見つけました。

古河名木古木に指定されている「椎(しい)の木」。頭の大きさがきのこ雲のようで素晴らしいです。
推定樹齢 200年
樹高 10m
幹回り 2.6m
管理者 頭部医院
選定理由 旧藩士 堀家邸内の木
no title


いよいよ土手に上ります。緑が美しいです。
no title


三国橋
no title


リバーフィールドゴルフ場
毎週火曜日解放デー(多分古河の人対象)5000円
早朝、薄暮の5000円
だったと思います。

no title


近代的なクラブハウスです。右の最上階が教えてもらったレストランです。
途中階から入ったので入口がわからず、非常階段のようなところから上がりました。
no title


レストランからの風景。
残念ながら雲がかかり富士山は見えませんでした。
IMG_2082_1



駐車場
no title


つづく・・・・土井勝利の菩提寺と武家屋敷

古河散策シリーズ

1.古河散策ー1 肴町
2.古河散策ー2 ぬた屋
3.古河散策ー3 鷹見泉石記念館
4.古河散策ー4 歴史を訪ねて



古河散策ー4 歴史を訪ねて


2013.11.11

古河歴史博物館より鷹見泉石記念館を望む
no title


古河歴史博物館が建っている所は「古河城諏訪曲輪」があった場所です。博物館の入口に碑が立っていました。
no title



no title


入口の横は堀に見立てた池です。
no title


博物館では古河の歴史を学ぶゾーンが有り、特別展として「奥原晴湖展」あ開催されいました。ざっと見て文学館へと向かいました。

文学館まっぷ


文学館は月曜日なので休館でした。
永井路子を始め古河にゆかりある文人の資料が展示されているこじんまりした文学館のようです。

no title

レンガ作造りの煙突が見える部屋は暖炉がある部屋で、サロンとして使われているそうです。
ここも諏訪曲輪内です。
no title

文学館の隣の建物は「出城」と書かれた表札がかかっているコミュニティセンターです。
ここも月曜日なので閉まっていました。
no title

no title


出城の先は立派な煉瓦塀が続いていました。
no title


ここにも土井利位の雪の結晶図案があります。ここは何なのでしょうか?
no title


古河第一小学校でした。レンガの塀だけでなく門柱にも歴史を感じます。
ここは古河藩士の武家屋敷があった場所でした。鷲見石泉が生まれた場所でもあるのです。
no title



no title


no title




隙間から覗くと建物は全て撤去されて更地になっていました。建物は老朽化のため全部新しく建て替えるようです。
no title


穀物問屋が多く建っていた石町にでました。
ノスタルジックな上州屋履物店です。
no title



古河篆刻(てんこく)美術館


平成3年に日本で始めての篆刻専門の美術館として開館しました。大正9年に建築された3階建て石蔵を、当時の雰囲気を残して展示室に改修したものだそうです。平成10年には、国の登録文化財に登録されました。篆刻(てんこく)は、印章から発展したもので、500年ほど前に中国におこりました。四書五経や漢詩などから語句を選び、篆書という二千数百年前の古文字を柔らかい石や木に刻み、朱色の印泥をつけて紙に押したものを鑑賞するものです



no title


IMG_2057_1




古河街角美術館:古河市民の展示場です。ここも石倉だったところでしょうか?

IMG_2060_2


倉が残っているこの辺りを石町といいます。


ガラス戸に利根川油店と書かれている古い家です。中は段ボールが雑多に置かれています。
no title

no title



つづく・・・・永井路子旧宅

古河散策シリーズ

1.古河散策ー1 肴町
2.古河散策ー2 ぬた屋
3.古河散策ー3 鷹見泉石記念館





古河散策ー3 鷹見泉石記念館


2013.11.11


古河城へ入る道を進みます。大きな木に囲まれ古い時代に導かれていくようです。

IMG_2008_1


堀かな?

no title


今は「古河歴史博物館」になっているようです。
no title


竹やぶのある武家屋敷のような家が現れました。
no title


門構えが立派です。
no title


「鷹見泉石(たかみせんせき)記念館」と表札がかかっています。
古河城家老鷹見泉石が最晩年を送った家で、隠居後は蘭学にいそしんだそうです。
 

建物は、寛永10(1633)古河城主土井利勝が、古河城の三階櫓を作った時の残り材を使って建てたと伝えられ、もとの建坪は100坪もあり(現在の2倍以上)、屋敷全体は東西に長い、他に比べて一段と広大な(現在の4倍以上)ものだったそうです。

no title


正面が玄関です。モミジが一本植わっています。
no title



no title


鷹見泉石像
鷲見泉石






七五三に着る振袖がが飾ってありました。
no title




no title


no title


玄関を回って庭に出られます。縁側で鷹見泉石は藩士と座って何を話していたのでしょう?
no title



no title


no title


裏の「つるべ」にはなんの実か分からないがツルごと絡ませてありました。桶には菊が活けられています
no title


離れ家には奥原晴湖の記念館があります。

奥原晴湖は幕末から明治の女流画家です。南宋画家です。
古河藩士池田家に生まれ奥野家の養女になり、江戸に出て南画で人気を博したそうです。
古河歴史博物館では「没後100年記念奥原晴湖展」が開催されていたので観てきました。大きな力強い南画を描いていました。
最後は熊谷に22年間住んで作品を作っていました。
熊谷でも「没後100年記念奥原晴湖展」が開催され「くまがやねっと」に作品の写真が掲載されていましたので興味のある方はご覧下さい。
http://www.kumagayakan.net/menuma/1301.html

no title



no title


no title


一周して戻ってきました。

no title



no title



つづく・・・古河散策ー4 歴史を訪ねて


古河散策シリーズ

1.古河散策ー1 肴町
2.古河散策ー2 ぬた屋

古河散策ー2 ぬた屋


2013.11.11

さらにブラブラ、歴史を感じられるものを求めて歩くと、古河七福神のひとつ「えびすさん」を祀っている神社がありました。

no title


黒塀の家です。
no title



古いレンガ作りの塀を持つ家
no title


ぬたやマップ




福法寺の山門は旧古河城内の二の丸御殿の入り口にあったとされる門で乾門といわれ、市内に現存する唯一の城内遺構の門です。明治7年、城取り壊しのとき檀家の一人が払い下げを受け、翌年寺に寄進、移築したといわれています。
この門の様式は平唐門と呼ばれる形式で、両側に袖壁がつき、右側に潜戸(くぐり戸)がついています。

no title



no title



福法寺の隣にあったのは了正寺という寺です。
no title


no title


江戸時代からつづく「ぬたや」という鮒甘露煮の店です。
IMG_1993_1


写真をクリックすると拡大するので「ぬたや」の由来が読めます。
現在は鮒甘露煮では古河が日本一の生産量だそうです。
no title

樋にぬたやの屋号「丸や」が彫り込まれています。
no title


2月7日は「鮒の日」だそうです。
no title


IMG_2006_1


堂々とした「ぬたや」の黒門です。「下総国古河宿」と書かれた表札がかかっています。
IMG_2007_1


日光街道から古河城への入口です。「古河城御茶屋口址」と書かれています。

no title


no title


御茶屋口と御成道の説明です。

将軍の日光参詣の宿泊・休憩は、岩槻・古河・宇都宮の三城を原則としていました。古河城お茶屋口は、古河藩主土井利勝が三代将軍家光の参詣の際もてなすための茶屋を置いたことにはじまるといわれています。参勤交代や日光参詣で通行する格式の高い大名もここで迎え、相手も挨拶をしていくきまりでした。相手がそれ以下の場合は肴町の御馳走番所で挨拶を受けたのです。

御茶屋口から各大名が写真の地図のルートで古河城内へ入っのが御成道となります。
IMG_1999=1



no title


古河のマンホールです。渡良瀬川に掛かる橋と花火が描かれています。

no title



古河城の城下町の道が交差する場所には下の写真のようなデザインがはめ込まれています。
デザインは土井利位(としつら)が発見した雪の結晶でしょうか?
no title



今も音茶屋口には「小麦まんじゅう」を売る茶屋があります。看板の上には麦の葉が飾られています。
no title


つづく・・・古河散策ー3 鷹見泉石記念館

古河散策シリーズ

1.古河散策ー1 肴町

古河散策ー1 肴町


2013.11.11

昨日は「ホテル東日本宇都宮」に宿泊し、朝、家内は大学のクラス会に出席のため仙台へ、私は古河(こが)を散策して帰ることにしました。

no title


宇都宮駅9:36発快速に乗車、古河駅着10:16、40分で到着でした。

no title

古河は古くは万葉集に読まれた場所です。

「麻久良我の許我の渡りのから楫の音高しもな寝なへ児ゆゑに」(巻十四)とあり、
奈良時代は「許我(こが)」と書かれたようです。「許我の渡」というように渡しがあったことがわかります。江戸時代にも渡良瀬川の渡しがありました。

江戸時代は日光への宿場町として栄え、日光詣での重要な拠点であったのです。

駅前の大通りを歩いて行くと「提灯竿もみまつり」と看板が掲げられ
足場が組まれていました。
今年は12月7日(土)に開催されるそうです。早くから準備です。

市内各団体が20メートル近い竹竿の先につけた提灯を激しく絡ませ合いながら、相手の提灯の火を消し合う祭りで「関東の奇祭」と言われています。

 この祭りは、江戸時代古河藩領(現・栃木県野木町)であった野木神社の神官が、ご神体の神鉾を奉じて馬に乗り、神社の神領である七ヶ村の末社をめぐる「七郷めぐり」を終え、12月3日末明に帰社するのを、提灯を持って出迎えた人達が、寒さをしのぐために身体をすり寄せ合ったのが始まりで、その名も「お帰り」と言われました。


no title

インターネットより「提灯竿もみまつり」
提灯竿まつり


古河城高札場跡。石碑のみ立っています。
no title

古河城下本陣跡です。今は面影もありません。
no title



no title


古河駅の近くに観光スポットがあるので助かります。
肴町マップ




日光街道を下ります。


no title



日光街道のノボリの雪のマークは江戸時代末に古河藩の“雪の殿様”土井利位(としつら)が雪の結晶をスケッチし、「雪華図説」を著したことにちなんでいます。雪華とは雪の結晶のことです。
古河のブランドとなり、お菓子を始めいろいろなところに使われています。
no title


no title


公方(くぼう)の城の始まりは1455年鎌倉公方の足利成氏が、関東管領の上杉憲忠との対立により、古河へ落ちて以後、五代130年に渡り、古河公方としてこの関東平野のほぼ中心に勢力を伸ばしたところから始まります。

五代目の義氏に跡取りが無く、娘の氏女が喜連川の小弓公方足利国朝に嫁ぎ、喜連川公方が起こり維新まで続くこととなります。5千石程度の家ですが、参勤交代の免除、御三家、大々名との同席など、別格な待遇を受けたということです。

古河城の城主は江戸時代に入り幕府の大老土井勝利、堀田正俊ら譜代大名が城主となり特別の待遇を受けたのです。

no title


古河が八萬石の時代があったのでしょうか?八萬石最中と看板が出ています。
かなり有名な最中のようです。
http://kamaya-koga.com/


no title



肴町通りです。お城へ通ずる道で、参勤交代や日光参詣で行き来する大名が、古河城主に敬意を表すための挨拶役の使者を接待し、ご馳走をふるまう番所があったところです。別名、御馳走番所とも言いました。

no title

詳しい肴町の由来は写真をクリックして拡大してお読みください。

IMG_1976_1


「古河藩使者取次所址」の石碑

no title



今は、米銀という米屋が建っています。
no title

肴町ですから食物を貯蔵したであろう蔵も残っています。
no title

蔵前を入るとレストランがあるお休み処「坂長」となっています。

屋号が「坂長(さかちょう)」という江戸時代初期から酒問屋を営んでいた商家の蔵です。国の登録有形文化財できれいに修復したのです。

旧古河城の文庫蔵を移築したと伝えられています。


no title


no title


no title


no title



no title



no title



つづく・・・・古河散策ー2 ぬた屋

旧吉田茂邸の庭


2013.11.27

城山公園の向かいに旧吉田茂邸があり、平成21年3月、本邸が火災で焼失してしまい閉鎖されていました。しかし、今年(平成23年)、吉田茂元首相の誕生日にあたる9月22日から庭園が開園されたので寄ってきました。

旧吉田茂邸は、明治17年に吉田茂の養父健三が別荘として建てたもので、吉田茂が昭和19年頃から、その生涯を閉じる昭和42年までを過ごした邸宅です。
政界引退後も多くの政治家が「大磯詣で」を行い、また、元西独首相アデナウアー氏や、当時の皇太子殿下(今上天皇)と同妃殿下などの国内外の要人が招かれました。吉田茂没後には、大平首相とカーター大統領の日米首脳会談が実施されるなど近代政治の表舞台としても利用されたのです。

一号線から入ります。

IMG_2064


 内門から庭園に入ります。
サンフランシスコ講和条約を記念して建てられた門です。別名講和条約門ともよばれています。
屋根は桧皮葺という伝統的な技法が用いられています。


外側にはありませんが、内側には中央に切り欠きがあります。兜の形に似ているところから「兜門」ともよばれています。

no title


no title


IMG_2023


門を入ると広い芝生が広がっています。
その向こうは日本庭園です。
no title


芝生の左、一段高くなっているところが邸宅跡(サンルームの右)です。現在はサンルームのみ残っています。

no title



no title



焼失前の吉田邸(休憩棟に展示されていました)
焼失前の吉田邸

復元図です。後ろの山が風を防ぎ、日当たりがよく暖かい場所でした。
復元図


日本庭園
no title


少し高い場所に見えるのは七賢堂です。
七賢堂とは
明治36年に伊藤博文が、明治維新の元勲のうちの岩倉具視・大久保利通・三条実美・木戸孝允の4人を祀った四賢堂を自身の邸宅「滄浪閣」に建てたものでした。伊藤博文の死後、婦人により伊藤博文を加えた5人が祀られ、「五賢堂」となりました。昭和35年に吉田茂邸に移設され、昭和37年に吉田茂が西園寺公望を合祀し、吉田茂の死後、昭和43年に佐藤栄作の名によって吉田茂が合祀され、「七賢堂」となりました。

no title


no title


七賢堂の少し上からは旧吉田邸がよくみえたのです。
no title

丘を登ると相模湾はすぐそばです。
no title

今度は竹やぶが見えて来ます。旧吉田邸の庭は広いです。当時の政治家達と今後の日本を論じながら歩いたのでしょう。
no title


no title



この道も旧吉田邸の庭園内なのです。
no title


庭園マップからも広いことがわかります。
no title



松林の中に吉田茂の銅像が立っています。昭和58年に建立されました。日米講和条約締結の地、サンフランシスコと首都ワシントンの方角に顔を向けているといわれています。
no title


no title


日本庭園の奥で、旧吉田邸を望む位置です。
no title


no title


藤棚の藤の葉が黄色く色づいています。
no title


ゆったりした気分にさせてくれる旧吉田邸の庭園でした。


大磯 城山公園の紅葉


2013.11.27

旧三井財閥別邸であった所が現在は県立城山(じょうやま)公園として市民に解放されています。
今回は「もみじの広場に行ってきました。

城山公園マップ


 下記デジブック、フルウィンドウで紅葉をご覧下さい。(22枚)



天気はもうひとつでしたが、せっかくなので展望台に行き富士山と相模湾を眺めてきました。

展望台
no title


no title

富士山の左の突き出た山は金時山です。
no title


金時山拡大
no title


相模湾伊豆方面
no title


ipadの方はこちらから紅葉の一部ご覧下さい。

no title



no title


no title



no title


no title




no title


no title



秋川渓谷ー8 乙訓おやき


3013.11.21


裏にあるデッキからの景色が素晴らしいことで有名な「乙訓おやき」の店です。
あるメル友(女性)から秋川へ行くなら是非寄るようにと教わったのです。

初代店主・故 乙訓喜代子さんの味を娘の秀子さんが引き継ぎ、今も「おやき」だけを販売しているのです。
ガラス戸を開けると2代目のおかあさんがいました。中はカウンターだけでおやきを渡すスペースしかありません。デッキへどうして行くのか聞くと、「一度外に出て小屋を回って行く」と教えてくれました。
デッキに行くと扉が開き、お茶を持ってきてくれました。

IMG_2286

おやきは一枚一枚手で焼かれて中は粒あんです。
あったかく程よい甘さです。小麦粉を練って焼いた皮は香ばしくて美味しいです。
no title


デッキからの全景です。
写真をクリックすると拡大します。拡大された写真をもう一度クリックするとさらに拡大、スライっダックを移動させると細部がご覧にになれます。
素晴らしい景色です。

合成


正面の赤い木は「ムラサキツツジ」と教えてくれました。
no title

同じ場所からの春の写真を見せてくれました。
今は赤い低木は確かに紫の花をつけています。遠くに見えるのはしだれ桜のようです。
東京で桜が咲いてから一週間か10日後でこのような状態になるそうです。
写真の日付は4月18日となっていました。


no title

右側にもしだれ桜が植わっています。

no title


no title



帰り道、大きなもみじを発見。
no title


家の屋根よりずっと高い立派なモミジです。
no title



no title


no title


歩くとワクワクする景色の秋川です。
車を「瀬音の湯」に停めて、歩くのが良いようです。
ただし、駐車場はすぐ満車になるようですので(平日でしたが帰ってくると満車でした)早めに来て、帰りは「瀬音の湯」を楽しんでください。
私は13:46発のバスに乗りました。
no title


最後にもう一度、秋川渓谷の紅葉をデジブック・フルウインドウでご覧下さい。


おしまい

秋川渓谷紅葉シリーズ

1.秋川渓谷ー1 武蔵五日市駅
2.秋川渓谷ー2 石舟橋
3.秋川渓谷ー3 紅葉の散策路
4.秋川渓谷ー4  西青木平橋
5.秋川渓谷ー5 山里歩き
6.秋川渓谷ー6 龍珠院のモミジ
7.秋川渓谷ー7 大杉



秋川渓谷ー7 大杉 


2013.11.21

龍珠院でモミジを鑑賞している時に、女性4人のグループが車の運転手に何か聞いているのが耳に入り、そばで聞いていると「おおすぎ(大杉)への行き方」でした。私は存在を知りませんでしたがそんなに遠くではなさそうなので、モミジを見ながら出発時コンビニで購入したおにぎりを食べて後を追いかけました。


後日場所を調べるとBの地点でした。龍珠院から約1kmです。
途中、左へ入る道があります。私もその道にい入りました。入ったとたん、先ほどの4人組が「間違えた。行き止まりだ」と言いながら出てきました。遅れて出発してよかったです。一緒に行っていたら付いて行っていたに違いありません。
五柱神社マップ


遠くから見える大杉
no title



森の中に進んでいきます。
no title


見えた!しめ縄を張った御神木です。幹周り8mです。
五柱神社は大杉の後ろにひっそりと建っています。
no title



no title




no title



no title








no title


女性組は先に進みましたが、私は戻り「乙訓おやき」で「おやき」を食べながら景色を楽しむことにしました。


no title


つづく・・・乙訓おやき

秋川渓谷紅葉シリーズ

1.秋川渓谷ー1 武蔵五日市駅
2.秋川渓谷ー2 石舟橋
3.秋川渓谷ー3 紅葉の散策路
4.秋川渓谷ー4  西青木平橋
5.秋川渓谷ー5 山里歩き
6.秋川渓谷ー6 龍珠院のモミジ



秋川渓谷ー6 龍珠院のモミジ


2013.11.21

龍珠院は桜が有名ですが、モミジも見事です。

デジブック・フルウインドウでご覧下さい。(14枚)




ipadの方は一部ですが下の写真をご覧下さい。
IMG_2245



IMG_2250


IMG_2252



IMG_2257


つづく・・・・・秋川渓谷ー7 大杉

秋川渓谷紅葉シリーズ

1.秋川渓谷ー1 武蔵五日市駅
2.秋川渓谷ー2 石舟橋
3.秋川渓谷ー3 紅葉の散策路
4.秋川渓谷ー4  西青木平橋
5.秋川渓谷ー5 山里歩き


秋川渓谷ー5 山里歩き


2013.11.21

道端にある大きなドウダンツツジが真っ赤です。
no title



青木平橋の傍に「本陣」の案内板が出ていたので期待したのですが、普通の旅館でした。
no title

遠くに巨大アーチが見えます。
no title


干し柿を吊るしている家です。
no title



no title


no title


no title


龍珠院参道。モミジが見えます。
no title



no title



つづく・・・龍珠院のモミジ

秋川渓谷紅葉シリーズ

1.秋川渓谷ー1 武蔵五日市駅
2.秋川渓谷ー2 石舟橋
3.秋川渓谷ー3 紅葉の散策路
4.秋川渓谷ー4  西青木平橋





秋川渓谷ー4 西青木平橋


2013.11.21

青木平橋〜西青木平橋を往復しました。
渓谷沿いの復路は紅葉が素晴らしかったです。
青木平橋マップ


石垣を組み、道路より一段高い日当たりの良い場所に家を建てるという山里の典型的なスタイルです。
no title


明るく浮かび上がる一本のイチョウの木
no title


西青木平橋。この橋の桧原街道側は車が通れる道がないので車は通行止めです。
no title


橋からの景色をご覧下さい。
no title

下流側
no title


上流側
no title





no title


桧原街道側から。
no title


復路の車が通れない道です。
no title


逆光に輝く紅葉。
no title


no title


no title


紅葉ばかり見てきたので緑の竹の葉が清々しく感じられます。
no title


手前の橋は青木平橋。
no title


つづく・・・・秋川渓谷ー5 山里歩き

秋川渓谷紅葉シリーズ

1.秋川渓谷ー1 武蔵五日市駅
2.秋川渓谷ー2 石舟橋
3.秋川渓谷ー3 紅葉の散策路


秋川渓谷ー3 紅葉の散策路


2013.11.21

もう一度、瀬音の湯へ戻り、紅葉を求めて歩き始めました。

瀬音の湯の前の足湯です。
no title



歩いた経路はイラストマップの赤線です。イラストですので距離は正しくありません。
イラストをクリックすると拡大します。

イラストー経路


紅葉が素敵な散策路です。
no title


no title



no title



no title



「乙訓おやき」の駐車場からの景色。10時半なのでまだ開店していませんでした。帰りに寄ることにしました。ここのデッキからの景色が素晴らしいのです。
no title



「乙訓おやき」の向かいにある茶房「むね」です。手入れの行き届いた見事なドウダンツツジです。
no title




no title




荷田子(にたご)からは山の紅葉が眺められるのではないかと、何もない桧原街道を青木平橋まで歩いてみることにしました。街道は日が差さず寒かったです。
no title


no title




no title


no title



青木平橋から。
no title



青木平橋
no title



no title


no title



道中の無事を見守っている祠
no title


つづく・・・・秋川渓谷ー4  西青木平橋

秋川渓谷紅葉シリーズ

1.秋川渓谷ー1 武蔵五日市駅
2.秋川渓谷ー2 石舟橋

グリーンヒルの秋色


2013.12.7

私が住む今日のグリーンヒルです。
落葉樹が多いグリーンヒルは秋色に染まっています。
まもなく葉が落ち冬景色へと変化します。

クリックすると写真は拡大します。


合成


秋川渓谷ー2 石舟橋



2013.11.21

石舟(いしふね)橋へはバス停「十里木」からと「瀬音の湯」からのルートがありますが、瀬音の湯ルートの方が近いです。


瀬音の湯側から見た石舟橋。
no title


10時少し前なので、日陰の部分は凍っていました。やはり冷え込む場所なのです。
no title


ゴツゴツした岩が重なっている秋川渓谷です。
no title


展望台から見る石舟橋。この紅葉の風景がよく紹介されています。
no title


no title




no title

朝早いので山影に入って良い写真が撮れなかったので、午後1時過ぎにもう一度行ってみましたが同じような感じでした。ちょっと残念な紅葉風景でした。
no title


no title


つづく・・・秋川渓谷ー3 紅葉の散策路

秋川渓谷紅葉シリーズ

1.秋川渓谷ー1 武蔵五日市駅




秋川渓谷ー1 武蔵五日市駅


2013.11.20

拝島から五日市線に乗り、武蔵五日市駅に9:21着。9:31発の瀬音の湯経由上養沢行きバスに乗り、秋川渓谷「瀬音の湯」を目指しました。


武蔵五日市駅は新しくなり、改札を出るとバスターミナルへつながっています。

武蔵五日市駅の写真は帰りの写真です。行きは時間の余裕がありませんでした。

ホームの上は天窓が作られています。
no title


no title


以前の駅舎だった時に使われていた駅名板が新しい駅舎にも掲げられていました。
no title


以前の武蔵五日市駅舎の写真をインターネットで見つけました。この時代の駅舎名板が新しい駅舎にも掲げられているのです。
駅の出口は今の出口と反対側でバスターミナルはなくバスに乗るのに反対側の桧原街道へと回ったのです。
昔の駅舎


スマートに変身しました。
no title


no title



no title


no title



no title



バスはマイクロバスでした。
no title


瀬音(せおと)の湯周辺は木々の紅葉が見事でした。
IMG_2165_1


つづく・・・・秋川渓谷ー2 石舟橋

大谷資料館



2013.11.10


大谷石を切り出した絶壁の傍に車を止めて大谷資料館へ行きました。
途中に明かり採りの切り込みが作られています。
IMG_1938_1


大谷資料館チケット



地下30mの「大谷石地下採掘場跡」へ出発です。
大谷石で囲まれた急な階段を歩いて降ります。
IMG_1939_1



遠くに人がいます。すぐ傍は深くえぐられた採石跡です。
no title



広いですね。かなり大きなホールのようです。
この巨大地下空間ではコンサートや美術展が開かれたり、地下の教会として結婚式にも利用されているそうです。
no title



壁が波打っているのは手で切り出した跡です。美しい模様になっています。
no title


昭和35年から完全機械化されました。機械で切り出した跡はこのようなスジが付いています。
no title



広い広い大空間です。
温度は平均8度ということでこの資料館とは別の場所かもしれませんがワインを貯蔵したりきのこ栽培をしているそうです。

大谷町には大なり小なりこのように大谷石を採掘した場所が多くあり、大谷町ではあちこちで土地が陥没しているとTVで聞いたことがあります。

no title




no title


no title

外からの光が差し込んでいます。
no title



資料館から駐車場を眺めた風景です。
no title


資料館横のミュージアムショップでコーヒーを飲んで一息つき、息子の家に戻りました。

ミュージアムショップに飾られていたどこかの帝国ホテル(赤倉だったか?今はないホテル名)で飾られていた大谷石の飾りの複製です。

no title


大谷観音


2013.11.10

宇都宮の息子の家で一休みしてお昼を食べ、午後から大谷町へ出かけました。
大谷町に近づくに従い、家の塀に大谷石を使っている家が多くなってきました。

石材半商店の文字が見えます。大谷石で店構えを作っている家です。大谷町には石材店も多くありました。
no title


まずは大谷観音です。


no title

日本最古の石仏とあります。料金を払って入ってみることにしました。
大きな石仏が並んでいます。見事の一言です。岩に彫られた大きな石仏のレリーフは現在は建物で保護しています。一見の価値ありです。残念ながら写真は禁止でした。
no title

山門。
no title


no title



no title

洞窟内にある本尊「大谷観音」は4メートルの岩彫りの千手観音で、日本最古の石崖仏として知られています。内部に入ると不思議な空間が広がっていました。

大きさに圧倒されます。先手観音以外に平安時代と鎌倉時代の阿弥陀仏が両サイドに薬師如来を従えていました。写真は撮影禁止なのでありません。
しかし、インアターネットにありました。巨大さは感じられませんがご覧下さい。
http://hottime.sakura.ne.jp/totigi/ooyakannon-heiwakannon.html

石仏を見て裏の庭へ回るとモミジが多く植えられていて紅葉していました。

no title


右下に白く見えるのは白蛇です。この池に毒蛇が住んでおり、毒をまき人々を困らせていました。時に大同、弘仁の頃、弘法大師がこの話を聞き、秘法をもって退治したといいます。その後、毒蛇は心を入れ替えて白ヘビとなり、弁財天にお仕えしています。参拝後に、白ヘビの頭を軽くさすると、ご利益があるといわれています(説明板より)
no title



no title

no title

白っぽいところは大正天皇記念碑です。
no title



宝物館には「縄文最古の人骨」がきれいな形で陳列されていました。
年齢20歳前後身長154cmの男性でお堂下150cmから出土したそうです。

宝物館チケット

 

大谷観音の近くに大谷石石切場跡があり、大きな平和観音が創られていました。高さ約26mだそうです。

no title



広場
no title


no title


つづく・・・大谷資料館


記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

g2009h

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード