久しぶりの雨です。
今年の春は雨が少ないですね。一度雨が降ると1週間降らないというパターンです。
春雨は少ない分、五月雨は多く降るのでしょうか?

雨の日は庭仕事ができず晴耕雨読の一日ですね。
今読んでいる本は屈折光です。
父親と子の屈折した気持ちを持ち続け、勘当された内海綾子が父の病で打ち解ける。
と言えばつまらない内容と思うかもしれないが、中身の濃い小説です。
あと少しで読み終えそうです。これからがクライマックスです。


屈折光

(鏑木(かぶらぎ)蓮)

(講談社)

 

冒頭、獣医師・内海綾子の同居人、恋人の森田の死で始まり、これは推理小説かと思ったが探偵、刑事のなぞ解きはなく、獣医、人間の医師の壮絶な物語だった。人間も動物も同じような病に侵される。どのように対応すべきか悩む物語。

恋人薬事業務の森田と獣医師綾子そして天才脳外科といわれた父、医師として父を尊敬する武井、仁科女医の秘密とは?

BSE、認知症等を背景に語られる。



屈折光