2018.10.22
壇上伽藍にやってきました。
壇上伽藍は弘法大師空海が創建した真言密教の根本道場です。
中門から中に入ります。
中門は高野山開創1200年記念の事業として再建され、2015年以降中門を通り参詣できるようになりました。以前は金剛峯寺と結ぶ蛇腹道から入りました。壇上伽藍から金剛峯寺へ行く時に通りました。紅葉の名所となっています。
口を閉じている多聞天像、別名毘沙門天です。
口をカーッと開き邪気を払う広目天です。
中門を入ると正面に金堂が見えてきました。
金堂から見た中門です。中門の下の道路は一段下がっています。金堂が立つ場所は一段高い「壇上」ということになります。壇上伽藍とは「壇上」にある「伽藍」ということです。
壇上伽藍の配置図です。建物はすべて南を向いているので中門がある南が正面です。
根本大塔(多宝塔)です。
根本大塔は金堂が造営されてから後、816年〜894年の間に建立されたと言われていますが、数回火災に遭い現在のものは昭和12年に再建されたものです。
根本大塔の前に「高野くん」がいました。
大塔の鐘
直径が2mと大きな鐘です。日本で4番目に大きく「高野四郎」と呼ばれています。
午前4時、午後1時、午後6時、午後11時に鐘をつき、時刻を知らせています。
手前が御影堂、その向こうが准胝堂です。
かの有名な三鈷の松です。
中国で修行を重ねた空海は師から三鈷杵を授かり仏の世界を具現化した伽藍を作りたいと考え、建立場所を決めるため三鈷杵を投げました。帰国してから伽藍を建立する場所を探していると松の木に三鈷杵が引っかかっていました。そして高野山に伽藍を建立したのです。
三鈷杵が引っかかっていた松は松葉が三本付いている松です。珍しいので持っているとご利益があると伝えられています。TVで放映された時はなかなか見つからないと言っていましたが結構たくさんありました。
木に隠れているのは鐘楼です。
御影堂と多宝塔
東塔
モミジが茂る参道、蛇腹道です。
三昧堂(?)
まだ紅葉していないモミジがありました。
金剛峯寺の建物です。
振り返るとこの紅葉です。
つづく・・・和歌山−19 高野山6 金剛峯寺
和歌山−14 高野山1 奥の院へ
和歌山−15 高野山2 奥の院からの帰り道
和歌山−16 高野山3・千手院橋周辺
和歌山−17 高野山4 大門