2012年05月

外人墓地前の「山手十番館」には「予約のみで本日は予約のお客様で満席です」と張り紙が出ていました。
相変わらず人気の山手十番館です。

岩崎ミュージアム前の薔薇。
岩崎ミュージアムはゲーテ座とドレス博物館から成っています。

ゲーテ座は日本最初の西洋式劇場を記念して造られたホールです。

岩崎ミュージアムを過ぎると
イギリス館となります。
昭和12年英国総領事公邸として建設されたのです。

イギリス館の土手の薔薇
イギリス館の門を入ると左手に、「港の見える丘公園」のバラ園が広がっています。
赤で囲った場所で多くの薔薇を見ることができます。

薔薇の写真は下記URLデジブックでご覧ください。
http://www.digibook.net/d/e3148bbba1dda705340daf93df49c5ca/?viewerMode=fullWindow
つづく
これまでのシリーズ
横浜、大人の休日散歩道ー1(関内)・・・1/6
横浜、大人の休日散歩道ー2(横浜開港資料館)・・・1/12
横浜、大人の休日散歩道ー3(横浜三塔)・・・1/22
横浜、大人の休日散歩道ー4(大桟橋)・・・1/27
横浜、大人の休日散歩道ー5(象の鼻からジャックの塔へ)・・・2/3
横浜、大人の休日散歩道ー6(旧横浜正金銀行本店へ)・・・2/8
横浜、大人の休日散歩道ー7(日本丸)・・・・・2/16
横浜、大人の休日散歩道ー8(馬車道〜六道の辻)・・・・・3/30
横浜、大人の休日散歩道ー9(再び馬車道)・・・・4/6
横浜、大人の休日散歩道ー10(旧横浜港駅を目指す)・・・4/12
横浜、大人の休日散歩道ー11(横浜三塔が一緒に見える場所)・・・・4/26
横浜、大人の休日散歩道ー12(大桟橋からの三塔)・・・・5/1
横浜、大人の休日散歩道ー13(日本にもある人魚姫)・・・・5/8
横浜、大人の休日散歩道ー14(横浜マリンタワー)・・・・・・5/16
横浜、大人の休日散歩道ー15(山手西洋館の薔薇)・・・・・・5/28
5/27(日)、家内から「横浜でのダンスの検定の後、新聞販売店のプレゼントで当たった遊覧船のチケットが2枚あるから行く?」との誘い。、考えると、今、バラシーズン。ならばと、8時過ぎに一緒に出かけ山手西洋館の薔薇の写真を撮ることにした。
家内は関内駅で下車、私は石川町駅で下車。
写真をクリックすると拡大マップをご覧いただけます。
バラのバックに西洋館を一部入れて撮影しました。
下記デジブックでご覧ください。
http://www.digibook.net/d/09c481f3a11e8d0120afaf038d58859a/?m
西洋館の後、
港の見える丘ー山下公園ー像の鼻ピアーと歩き15:15発の遊覧船に乗って横浜港を周遊しました。その様子は後ほど掲載します。
つづく・・・・・>港の見える丘公園の薔薇(5/29)
これまでのシリーズ
横浜、大人の休日散歩道ー1(関内)・・・1/6
横浜、大人の休日散歩道ー2(横浜開港資料館)・・・1/12
横浜、大人の休日散歩道ー3(横浜三塔)・・・1/22
横浜、大人の休日散歩道ー4(大桟橋)・・・1/27
横浜、大人の休日散歩道ー5(象の鼻からジャックの塔へ)・・・2/3
横浜、大人の休日散歩道ー6(旧横浜正金銀行本店へ)・・・2/8
横浜、大人の休日散歩道ー7(日本丸)・・・・・2/16
横浜、大人の休日散歩道ー8(馬車道〜六道の辻)・・・・・3/30
横浜、大人の休日散歩道ー9(再び馬車道)・・・・4/6
横浜、大人の休日散歩道ー10(旧横浜港駅を目指す)・・・4/12
横浜、大人の休日散歩道ー11(横浜三塔が一緒に見える場所)・・・・4/26
横浜、大人の休日散歩道ー12(大桟橋からの三塔)・・・・5/1
横浜、大人の休日散歩道ー13(日本にもある人魚姫)・・・・5/8
横浜、大人の休日散歩道ー14(横浜マリンタワー)・・・・・・5/16
敷地面積9万2000平方メートル、横浜スタジアムの約3.5倍の広大なスペースに、サクラやバラ、クレマチス、モミジなど約3250品種の花や草木が植えられている「フラワーゾーン」、野菜や果物が植えられ、菜園や田んぼで農業体験もできる「アグリゾーン」、農業や食の大切さを学べる体験ルームや実験室、展示室やライブラリーが並ぶ「めぐみの研究棟ゾーン」の3つのエリアがあります。
フラワーゾーンの一部に薔薇が植えられているのです。
場所は平塚市なので家から比較的近いのです。

花菜ガーデン園内マップです。
赤で囲った場所がバラゾーンです。
園内のごく一部ですが
結構広いです。

駐車場から入口に向かった景色。
正面の山は大山です。
花菜ガーデンはJR平塚駅と小田急伊勢原駅の中間にあります。

入場券(65歳以上300円)を購入し中に入ると
ショップが並び、花のハンギングバスケットが飾られています。

ショップを過ぎると広い芝生となります。
薔薇を見に行くために左に進みます。

通路には薔薇の大きな鉢が並び
バラゾーンへと導いてくれます。



バラ以外の花も楽しめます。


バラゾーンのバラは下記URLデジブックでご覧ください。
満開となっていました。
http://www.digibook.net/d/6415e7d3919cad0d3c6db5278d538588/?m
バラゾーンを出て、小高い丘からバラゾーンを眺めた風景です。丘の上はかなり風が吹いています。そのためかバラ園は防風のための植木で覆われバラはわずかしか見えません。

画像をクリックすると大画面になり様子がよくわかります。
枝百景の丘からの風景。



赤い屋根の建物は「カレル・チャペック」のチェコの家をイメージして建てられました。
カレル・チャペックは、「園芸は、単に美しい花を咲かせるための労働とそのむくいだけにあるのではなく、四季の作業を通じて自然の生命の美しさにふれることができる点にあるのだ」と言っています。
この精神を花菜ガーデンのモットーにしているそうです。

カレル・チャペックは、新聞記者であり、前世紀前半のチェコを代表する作家。“ロボット”の言葉を作った人としても有名。 幅広いジャンルで筆をふるい、その作品は、純文学からSF、推理小説、戯曲、童話、評論、伝記、旅行記、エッセイ、新聞のコラムにいたるまで、多岐にわたっている。カレル・チャペックは、園芸をこよなく愛した作家であり、彼が書いたエッセイ『園芸家12カ月』 は園芸家のバイブルといっても良いほど世界中で愛読され、園芸家の代名詞にもなっている。

カレル・チャペルの庭

裏庭

カレル・チャペルの庭を見た後、池の傍を歩いて再び見晴らしデッキへ。

見晴らしデッキから広い芝生の周りを歩き、出口へと向かいます。

ショップゾーンに飾ってあった
バラの名前はベルロマンチカ。

「皇室ゆかりのバラ」
プリンセスミチコやプリンセスアイコ
等の名前がつけられた皇室ゆかりのバラです。
我が家には、プリンセスアイコがあります。

最後には
レストランでコーヒータイム。
9:15山北駅裏「さくら湯」と「鉄道公園」の駐車場に車を入れて河村城址に向かいました。

写真をクリックして拡大すると
駐車場の位置がわかります。
赤い点線の経路で河村城址に行きました。
鉄道公園にある御殿場線で活躍したD52です。
まっ黒の機関車はいいですね。
昭和43年(私が富士フイルムに就職して足柄に住むようになった年)に
御殿場線は電化され、蒸気機関車は引退となりました。

3枚の写真をPSソフトで連結しました。
写真をクリックして拡大すると
機関車が詳しく解ります。

D52の横に
「河村城址」と「セラピーロード」の標識がありますので河村城への入口はすぐわかります。

民家の間の路地を進みます。

山北町のマンホールです。
図柄はダムによってできた「丹沢湖」です。
丹沢湖は昭和53年(1978)三保ダムの建設により出現した人造湖です。
かながわの景勝50選・関東の富士見100景・ダム湖百選に選ばれています。
子供が小さいころによく遊びに行きました。

この場所を図案化したのものです。

しばらく進むと隧道があります。
上を246号線が走っています。

遂道を抜けると
灯篭がある山の中に入って行きます。


河村城址15分が塗りつぶされています。
15分では「登りきれないよ」という意味でしょうか?私も15分では無理でした。

竹藪の、大きな木々からの木漏れ日・・・・・・
歩くのに楽しい道です。

道の向こうに
赤い建物が見えます。
盛翁寺のようです。
つづく
20日(日曜日)、来客があり
南足柄のアサヒビールを見学したいということで
出かけました。
緑の中のビール工場です。
ビール園
見学受け付けの入口は
メタセコイアの緑がまぶしい。
和名はアケボノスギ。
秋には赤茶色に紅葉する。
メタセコイアの葉
6月は蛍鑑賞ができる
工場敷地内には
春めき桜400本をはじめ、
約1,300本の桜が植えられているそうです。
来春はお花見に出かけたいです。
見学は
映像を含んで一時間です。
詳細は下記を参照。
http://www.asahibeer.co.jp/factory/brewery/kanagawa/midokoro/index.html
工場見学の後は
楽しい試飲の時間です。
今年は
神奈川工場創立10周年ということで
「アサヒスーパードライ」以外2種類のビールの試飲ができました。
赤いのはチェリーランビックビール(発泡酒)
チェリーの風味がします。
黄色いのはフルーティーなホワイトビール(発泡酒)
二つは甘く、やっぱり「アサヒスーパードライ」が一番
試飲で飲むビールはお店や家で飲むものより一段とおいしいのは
出来たての威力でしょうか?
工場創立10周年の記念グラスも配られました。
見学に出かけた日が記念フェアーの最終日とは
ラッキーでした。
庭で咲く薔薇の写真は
「薔薇とブラ歩き/Facebook」に掲載しました。
Facebookに参加されていない方も
インターネット検索で
「薔薇とブラ歩き」
と入力すると
topに表示されますのでご覧ください。
名画の言い分
木村 泰司
集英社
「西洋美術は見るものではなく読むものです。」という目からうろこの主張です。たしかに今までフランス、トルコ、スペイン、オランダ等で美術館や大聖堂でたくさんの絵を見てきました。説明者が良いとある程度わかりますが、自分たちのみで巡った時は同じような絵ばかりで良くわかりません。「絵は感性で見るものだ!自分で感動を得ればそれでよい」という言葉を聞きますが、18世紀以前の絵は画家が意図を持って書いているのでその意図を読み取らないと絵は理解できないと言っています。意図を理解するためには「西洋美術史、西洋史、宗教の変遷を知らないと到底理解できないもの」という言葉にうなずきました。トルコへ行ったときの現地ガイドさんは考古学者さんのようで絵の前で上手に話してくれました。振り返ってみると「絵を語ってくれたのです」それで「やっぱり、絵には物語があるのだと」感じました。なるほど「絵は読むものだ」ということがこの本を読んでわかります。
本ではカラーの絵106点が掲載されていて時代を追って、読み解き方を解説してくれます。
たとえば、カトリックとプロテスタントの違い。同じキリスト教なのに何が違うのだろう?
カトリックは偶像崇拝。プロテスタントは聖書に戻ろう。というのが大きな違い。したがってギリシャ、ローマ、スペインの時代はカソリックなのでマリア、キリストが中心の絵であり、絵の中にメッセージを込めている。16世紀ネーデルラント(オランダ)の時代はプロテスタントなのでマリアの絵はなく聖書に出てくる場面が絵になっている。聖書を読んで理解できないと絵はわからない。
例えば聖母マリアが描かれている絵では「絵の中で赤の衣を着ているのはマリア様でその周りには純潔を示す白百合の花が良くあります。ローソクがあれば「神は光」をあらわしています。ローソクの灯が消えて聖母マリアがいれば今、神の光が消えて聖母マリアのお腹に神が入り受胎したことを示しています。ローソクが一本描かれていれば結婚の印であり一本灯っていれば、神=光に認められた結婚でありリンゴが置かれていれば人間の堕落、オレンジであれば純粋・無垢を表し、犬は忠誠の証なので貞操を誓っている。ベッドカバーは赤であれば二人は本物の夫婦である」というように読み解くポイントが書かれています。
祭壇画には寄進者(パトロン)が必ずいて、その人が絵の中に描かれている。西洋画の研究者はその人を見つけるのも楽しみなのでしょう?
天使とキューピットの違い。キューピットは天使の中の一人と思っていましたが、キューピットは古代ギリシャ時代の神のひとり、ギリシャ名がエロス。ローマ名はクビト、アモル。愛と美のビーナスの息子がキューピットなのです。キューピットは愛の標的を射る弓と矢と矢筒を持ち、黄金の矢で射られると恋に落ち、鉛の矢で射られると恋する心を失います。ルネサンス以降の絵にはぽちゃぽちゃした裸の幼児がよく出てきますがこれはキューピットではなく、プットーと言います。複数形はプティーです。このプティーは弓と矢は持っていません。キューピットのお供と考えてかまいません。
天使は純粋な精神体で、エーテル(天体の世界を構成する原質)で構成されていると考えられています。本来は姿がありませんが地上では物質化したと考えます。したがって中性であり裸にはなりません。必ず着衣しています。天使はギリシャ語でangel=使者なので神の意志を人間に伝えるメッセンジャです。天使は上級天使、中級天使、下級天使に分かれ一位から9位に分かれています。カトリック教会が名前を付けているのは大天使ミカエル、大天使ガブリエル、大天使ラファエルだけだそうです。大天使ミカエルは「最後の審判」の際に人間の魂の重さをはかって天国行か地獄行を決める天秤を持っています。大天使ガブリエルは聖母マリアにイエスの受胎を知らせます。なので「受胎告知の絵」に登場します。大天使ラファエルは病気や怪我を癒す天使で巡礼者や旅人の守護天使です。天使と言えば女性を想像していましたが絵では必ずしも女性ばかりでなく少年も登場します。聖母マリアの周りに人がいればそれは天使です。聖母マリアのそばに人間は寄れないはずです。ところが段々天使も裸で描かれ、キューピットと天使の見分けがつかない絵が出てきました。絵のテーマや場所で区別することになります。聖母マリアのそばに裸の男の子がいればこれは天使です。絵を読むのは難しいですね。暗号のようでもある謎解きですね。
この本は244ページに渡って特急列車で絵画を使いながら西洋史の学習をさせてくれます。
全部覚えきれませんが今までより西洋画の見る目が変わったのかな?という気になっています。
ヨーロッパへ出かける時はこの本を読んでから行くのが良いでしょう。ヨーロッパへ行ってしまった人はこの本を読むと「そうだったのか!」という場面に出くわすことでしょう。
低い塔に、横浜マリンタワーがあります。
2009年にリニューアルした横浜マリンタワーへは横浜駅から「みなとみらい線」に乗り、元町・中華街駅で降り4番出口を出るとすぐ目の前にあるので、非常に便利になりました。

フォルムが美しい。

マリンタワーへの入口


入口を入ると
マリンタワーのロゴがお出迎えです。

1階から2階に上がる2ヶ所の螺旋階段脇には山下清画伯によるモザイク画があります。横浜の今昔の風景を描いたものだそうです
画像をクリックして拡大画面でご覧ください。

建物の内部と比較するとモザイク画の大きさが
解ると思います。

長方形の窓は
ザ バンド / カフェ&レストラン。
帰りにここでCafe Time にしました。

長方形の窓から店内を撮影しました。

これは何かな?
マリンタワーは元来、灯台だったのです。
灯台の役目をしていたころのフレネルレンズの投光機です。
灯台の地上高が世界一としてギネスブックに記録されています。2008年9月に役目を終えました。

昔の横浜マリンタワーの模型です。

2Fでチケットを購入して塔の上へエレベーターで登りました。
エレベーターからは外の景色が見えます
1月の寒い日でしたが、展望台の中は、暖房が入っており、暖かでした。寒い日にも出掛けられる場所なのはうれしいです。
残念ながら今回は富士山は見ることができませんでした。
展望台からの風景は下記URLデジブックでご覧ください。
http://www.digibook.net/d/dc15e1f7a11aad402bc327212940c598/?viewerMode=fullWindow
マリンタワーにあったプレート

横浜マリンタワーを「恋人の聖地」と呼ぶとは知りませんでした。

「恋人の聖地」の認定証です。
写真をクリックすると拡大しますので
文字が読めます。
「恋人の聖地」はどこが認定するのかというと「NPO法人地域活性化支援センター」なのです。
「2006年4月1日より、全国の観光地域の中からプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを「恋人の聖地」として選定し、地域の新たな魅力づくりと情報発信を図るとともに、地域間の連携による地域活性化を図っている」とのことです。
【恋人の聖地の選定基準】
- 地域を代表する観光施設・地域であること。(※観光施設は有料・無料を問いません。)
- 「恋人の聖地」銘板を付帯設置することが可能なスペースを有すること。
- 継続的な展開を前提とした本プロジェクトの趣旨に賛同いただけること。 また、そのための運営管理主体が明確であること。(※運営管理主体は公の機関、民間を問いません。)
【 恋人の聖地の選定委員】
と、いうことで
現在、全国に約100か所あるそうです。
みなさん、知っていました?
帰りには「ザ バンド / カフェ&レストラン」でCafe Time としました。
カフェの前の芝生にもテーブル席があり
山下公園、船を望むことができ、ゆったりした気分になります。
窓際の席です。
夕暮れを迎え、
飲み会へと向かいました。
いつか
夕暮れ時に
横浜マリンタワーへ入り
30Fから夜景を楽しみたいと思います。
これまでのシリーズ
横浜、大人の休日散歩道ー1(関内)・・・1/6
横浜大人の休日散歩道ー2(横浜開港資料館)・・・1/12
横浜、大人の休日散歩道ー3(横浜三塔)・・・1/22
横浜、大人の休日散歩道ー4(大桟橋)・・・1/27
横浜、大人の休日散歩道ー5(象の鼻からジャックの塔へ)・・・2/3
横浜、大人の休日散歩道ー6(旧横浜正金銀行本店へ)・・・2/8
横浜、大人の休日散歩道ー7(日本丸)・・・・・2/16
横浜、大人の休日散歩道ー8(馬車道〜六道の辻)・・・・・3/30
横浜、大人の休日散歩道ー9(再び馬車道)・・・・4/6
横浜、大人の休日散歩道ー10(旧横浜港駅を目指す)・・・4/12
横浜、大人の休日散歩道ー11(横浜三塔が一緒に見える場所)・・・・4/26
横浜、大人の休日散歩道ー12(大桟橋からの三塔)・・・・5/1
横浜、大人の休日散歩道ー13(日本にもある人魚姫)・・・・5/8
一日中、霧雨の日でした。
夜を待ちながら
(北方 謙三)
(幻冬舎)
舞台は横浜、主人公(浜田)は仕事の無い日は釣りをして自分で料理をする。妻は現在居ない。
という設定が多い北方謙三のハードボイルド的サスペンスである。
浜田、立野、鈴川は、やばい仕事仲間。ある仕事(ヤマ)で、立野と浜田の妻(彩子)を失う。浜田、鈴川は何もないことにして、足を洗う。しかし、立野の妹(加那子)が銀座に店を出し、大金が残されていた事と兄の死を不審に思い探り始め、ハードボイルドの世界へ入る。それまで、浜田は妻(彩子)の娘(夏子)とタクシー運転手をしてつつましく暮らしていた。
夏子の心の成長も物語の主役である。
浜田と夏子の料理をしながらの会話は見どころ。料理教室として女性読者は楽しめそう。
本当の無きことにするため、浜田と鈴川が動く。
本当に無きことにするための仕事(ヤマ)が終わり、ある日、謎のミスターKから会いたいと連絡が入る。さて、ミスターKは何者か?
最後の終わり方は、北方謙三はやはり「うまい」と思う。
後に嫌味を引かないハードボイルドである。
一日の半分は夜である。
バラより一足早くクレマチスが満開となりました。
現在4種類あり
庭のあちらこちらに植わっています。
下記URLデジブックでご覧ください。
http://www.digibook.net/d/6f55cb13905eaf48a34527b5274b85da/?m
と、いうことで、雨の日とみなし、最近読んだ、昨年11月に発行され、話題になった本の紹介です。
放蕩記
(村山由佳)
(集英社)
話題作となった私小説です。本人は「95%あったこと」とラジオの対談で言っていました。
小学生、中学生の頃の話は少し退屈でしたが中盤の高校生あたりからおもしろくなります。
下記のように紹介されている本。
母を持つすべての大人たちへ。自伝的長編
38歳で離婚歴のある女流作家・夏帆。自由奔放に暮らす一方で、実は長年抱えこんできた秘密があって・・・。今だから見えてきた、母娘の愛憎と家族の歴史。共感と感動をよぶ、衝撃の自伝的長編小説。
“母”という名の恐怖。“躾”という名の呪縛。逃れようともがいた放蕩の果てに向き合う、家族の歴史、母親の真実―。女とは、血のつながりとは…。村山由佳、衝撃の半自伝的小説。
母の影響の恐ろしさに震える。母と娘が読むと・・・・色々感じるところがありそう。
男性はどうしても第三者的になってしまうかな?
ホラー映画より恐ろしい母と娘の物語かな?と思ったり、ここまで来ると喜劇かな?思ったりしてしまう。
母(美起子)がボケて行く家庭の表現は私の母と全く同じなので、このくだりは身につまされた。
人間の最後がこうなっていくのはやるせない思いがする。
終盤は自伝であるのに、小説を読んでいる感覚に陥る。
この小説で、山村由佳が丸裸になったわけだが、これから彼女の小説はどのようになっていくのだろうか?

大桟橋からJR関内駅へ戻るとき
異国情緒を味わえる場所があります。
赤線で囲んだ場所です。

その名は
「海岸通り」。


写真をクリックして拡大すると
Jack Cafe EASTとあります。
Jackの塔に因んだ名でしょう。

隣のJACK CAFE は西側なので
JACK CAFE WEST

大きなHeinekenビールの看板。


角には
デンマーク(コペンハーゲン)にある「人魚姫」の像??
角を削って、なぜ、ここにあるのでしょう。
拡大すると像の形がはっきりします。
ここの人魚姫の顔形はなんとなく日本人の感じがしますが・・・

2009年、北欧を回った時に撮影した
人魚姫。



南国ムードの店

これまでのシリーズ
横浜、大人の休日散歩道ー1(関内)・・・1/6
大人の休日散歩道ー2(横浜開港資料館)・・・1/12
横浜、大人の休日散歩道ー3(横浜三塔)・・・1/22
横浜、大人の休日散歩道ー4(大桟橋)・・・1/27
横浜、大人の休日散歩道ー5(象の鼻からジャックの塔へ)・・・2/3
横浜、大人の休日散歩道ー6(旧横浜正金銀行本店へ)・・・2/8
横浜、大人の休日散歩道ー7(日本丸)・・・・・2/16
横浜、大人の休日散歩道ー8(馬車道〜六道の辻)・・・・・3/30
横浜、大人の休日散歩道ー9(再び馬車道)・・・・4/6
横浜、大人の休日散歩道ー10(旧横浜港駅を目指す)・・・4/12
横浜、大人の休日散歩道ー11(横浜三塔が一緒に見える場所)・・・・4/26
横浜、大人の休日散歩道ー12(大桟橋からの三塔)・・・・5/1
春の乱
(門田泰明)
(徳間書店)
城下町の小さな造り酒屋に嫁いだ邦子は、武家屋敷に住む日本舞踊家家元の月形家へ滓酒を届けるうちに、月形法斎の息子霧玄に心を寄せるようになり、何かにつけ胸がドキドキ、耳を赤くしたり、顔を赤くしたりでいけないことだと知りながら・・・・切ない気持を綴る毎日であった。
ある日、霧玄より、京都の月形開館のイベントに誘われ、やさしい夫、姑、舅には今までのご苦労さんの意味で「一人旅でのんびりしてきたら」といわれるが、いけないことと知りながら霧玄のことを思ってしまう。
。
最初から最後まで月形流総本家の霧玄に心を乱し、夫、達三への罪悪感に苛まれる邦子の内面描写に終始する物語
行きつく先は・・・・・
気になりながら読み進まねばならないロマンス。
第一章 華の街
第二章 薄化粧
第三章 乱れる
第四章 霧の焔
第五章 母と娘
第六章 旅立ち
第七章 霞の都
第八章 足おと
第九章 崩れる
第十章 嵯峨野
第十一章 激情
第十二章 別離
赤レンガ倉庫を後にして
もう一か所の三塔が一緒に見える場所へ向かう。
まっすぐ伸びる陸橋を進むと
「港の見える丘」に出る。
私は陸橋の下を進む。
来たのは大桟橋の屋根です。
写真は手前の屋根から撮った写真。
目では確認できませんでしたが
後で写真を拡大すると三塔が写っていた。
(写真をクリックしてみてください)
しかし、ここには三塔が見える場所という公認マーク
がないので、後ろの屋根に向かう。
写真にあるように
奥の屋根に向かいます。
奥の屋根に3塔ビューポイントマークがありました。
マークの上に立ち
若い女性の二人連れと前方を見るが
逆光のため、ビル群は黒く
3塔の判別はできなかった。
午前中に来ないと見えないようだ。
帰って、撮った写真を拡大して見ると
3塔らしい塔が撮れていた。
人間の目よりカメラの目の方が優れている?
(写真をクリックして拡大してください)
これまでのシリーズ
横浜、大人の休日散歩道ー1(関内)・・・1/6
大人の休日散歩道ー2(横浜開港資料館)・・・1/12
横浜、大人の休日散歩道ー3(横浜三塔)・・・1/22
横浜、大人の休日散歩道ー4(大桟橋)・・・1/27
横浜、大人の休日散歩道ー5(象の鼻からジャックの塔へ)・・・2/3
横浜、大人の休日散歩道ー6(旧横浜正金銀行本店へ)・・・2/8
横浜、大人の休日散歩道ー7(日本丸)・・・・・2/16
横浜、大人の休日散歩道ー8(馬車道〜六道の辻)・・・・・3/30
横浜、大人の休日散歩道ー9(再び馬車道)・・・・4/6
横浜、大人の休日散歩道ー10(旧横浜港駅を目指す)・・・4/12
横浜、大人の休日散歩道ー11(横浜三塔が一緒に見える場所)・・・・4/26