2015.3.9
姫路城の北東に位置する場所に昔風情の家並みを見ることが出来る「野里」という場所があります。
豊臣(羽柴)秀吉・池田輝政の城下町割以来、商業・職人のまちとして、また但馬道の窓口として栄えた町です。
外堀

姫路城への東北に位置した「野里門跡」です。

野里は細長い町です。まず、中央の道を歩きました。



昭和の名残の精肉店




漆喰塗りの町家の二階でよく見られる縦格子の窓は虫籠のようなので虫籠窓といいます。

和風の家が並ぶ中、1軒だけ石造りの建物がありました。「なるせ」という緑茶を売る店です。
昔は和風の家だったのでしょう。

メイン通りから外れ、慶雲寺に向かいましたが、播磨西国33ケ所の5万札所「光正寺」が途中にあったので寄ってみました。


慶雲寺の裏門です。右に曲がり表門から入りました。


慶雲寺本堂のシャチホコです。


慶雲寺正門。右に鐘楼が見えました。

枯山水の小さな庭です。

慶雲寺は嘉吉3年(1443年)天台宗寺院として創建されましたが、天正5年(1577年)南景和尚の代に臨済宗に転じ、その後、南室和尚の徳を称え、姫路城主池田輝政が姫路城の建築資材を分け与え本堂を再建したという記録が残っています。

鐘楼にも鯱がついている立派さです。

写真をクリックして拡大すると鐘楼に飾られている彫り物が見えます。

以前、鐘楼に掲げられていた鯱です。






歌舞伎、浮世草子、浄瑠璃に登場する「お夏・清十郎」の比翼塚がひっそりとありました。
お夏・清十郎の悲愛については下の説明板をお読み下さい。


写真をクリックすると拡大します。



徳川家の三つ葉葵のような寺紋の瓦が並んでいます。




つづく・・・姫路ー23 野里2 明治・大正時代の建物
播磨・播州
1.姫路−1 ぐるり姫路城
2.姫路−2 姫路城へ.
3.姫路−3 姫路城入城西の丸
4.姫路−4 天守閣への道 8.姫路−8 播磨国総社の総門
9.姫路−9 播磨国総社境内
10.姫路−10 姫路城東から北へ
11.姫路−11 千姫の小径
12.姫路−12 好古園でのランチ&お屋敷の庭
13.姫路−13 好古園その2
14.姫路−14 姫路名物
15.姫路−15 以前町家があった通り
16.姫路−16 姫路駅前
17.姫路−17 書写山1 ロープウエイ
18.姫路−18 書写山2 摩尼殿
19.姫路−19 書写山3 常行堂・食堂・大講堂
20.姫路−20 書写山4 奥の院
21.姫路−21 書写山5 下山