2008.8.15
諏訪湖の湖畔にはすでにテントを張って花火大会に備えている人々が多くいました。


湖の対岸の山と山の間に富士山がうっすらと見えていました。

諏訪から甲府までは比較的容易に進むことができる甲州街道があります。
この道は断層の跡です。糸魚川から静岡に及び、日本を横断する糸魚川・静岡構造線と呼ばれています。
https://www.hrr.mlit.go.jp/matumoto/contents/sub/kantan/fusigebook/fusigi4.htm

予約してもらった花火見物のための17:00発の白鳥の船です。
デッキに上がって見物するように出来ています。
乗船し船室に入り、窓の外を見ると、蒸気機関車が?観光用の船でした。びっくり!です。

花火が始まる前にデッキに上がって花火見物桟敷席を見てみました。指定席なのでしょうか?観客はまだ、まばらでした。

諏訪は山に囲まれた地形で、湖から水分が蒸発するので夏は「夕立」が多いそうです。昨年の花火大会も「夕立」があったそうです。西の空には怪しい積乱雲が出てきました。

日が暮れ、満月に近い月が昇りいよいよ、花火大会の始まりです。

今まで経験している花火は空をめがけて一か所から次々上がる花火ですが、諏訪湖の花火は、一
度にあちらこちらから次々に打ち上げられるので、面で鑑賞できる楽しい花火です。
2008年は60周年記念で、7時から9時までの二時間の間に43,000発が打ち上げられました。
途中、説明時間と休憩時間(一度に多数の花火を打ち上げるので煙がひどく船から岸の灯りが見
えなくなるほどで間をとることがありました)を引くと花火が上がっている時間は約1時間半、480発/分も打ち上げられている勘定になります。船は結構揺れていますので長時間露出は無理でした。写真は全部ブレてしまいました。
一度に何発も上がり横に広がる花火が多いので望遠ズームより18−55mmの標準ズームが
あれば大丈夫でした。

2時間デッキに立ちっぱなしは辛いので途中で船の中に戻りました。このように、のんびりゆったり花
火を見ることができる船からの鑑賞もいいものだと思いました。陸ではずーっと花火の大きな音がして迫力はあるでしょうが疲れるでしょう。一階は揺れが少なく、窓ごしですがブレの少ない写真になりました。但し、船室内ですので電燈の光でバックが赤っぽく写ってしまいました。




メインは湖の中から打ち上げる水中花火です。水中から打ち上げるため湖面の上に半円状の花火が見られます。
左右から半円の花火が段々中央に近づきながら絶え間なく上がり、最後に両方からの花火が重なるという壮大な花火です。こんな花火は初めてでした。地元の企業EPSON 提供の「Kiss of the fire」です。





花火大会の締めは湖面上に長く張られたナイアガラの滝でした。

つづく・・・諏訪湖湖上花火大会−5 2010年
諏訪湖花火大会−1 諏訪へ
諏訪湖花火大会−2 諏訪大社へ
諏訪花火大会−3 中山道歩き