ブログを復活させて二回目の昼間の雨となりました。
家の中で休養日です。
今読んでいる本はさておき
今日は坂本龍馬の妻「おりょう」の本の紹介です。
「おりょう」の一生が描かれています。

波枕

―おりょう秘抄―

(鳥越 碧)

【講談社】


坂本龍馬を主人公にした本は多いが「おりょう」を主人公にした本に初めて会った。

おりょうは龍馬の死後39年、66歳まで生きた。

名前を  りょう→お春→鞆(とも)→ツルと変えている。


おりょう物語はおりょうが晩年、西村松兵衛と暮らし、昔を思う形で進む。

おりょうの父は樽崎家で宮家の医師であり町医者もしていて、裕福な生活を送っていたが、日「本は今までのままでは良くない、変えなければいけない」と勤王の志士と付き合い、安政の大獄でつかまり 、屋台骨を失ってから貧しい生活に陥る。

その後、龍馬との出会い、死別、土佐へ、京都へ、東京へ、神奈川、横須賀と龍馬の思い出とともに貧しさと戦う日々が綴られる。

横須賀での松兵衛との生活にやっと安堵をおぼえる。