中井町は?
あしがら1市5町のうち
唯一鉄道が走っていない町です。

私は中井町というと
二宮・秦野への通過町
工業団地の町というぐらいでしたが
歴史が残る町でした。

その昔、大昔は海の中だったのに驚く。
地図を見ると
採石場が沢山ある。
なので、中井町を通過するときダンプに良く出会うのでしょう。
海岸にあるような丸い小石が出るという。
この理由から中井町は海の中にあった証拠です。

後に大磯丘陵として隆起した丘陵の町なのです。
また、箱根の噴火で溶岩が飛んできて
安山岩もでるのです。

14000年前の旧石器時代から
紀元前3〜7世紀までの遺跡が点在するのです。

その中でも横穴墓群は
学術上貴重な研究場所となっています。
横穴墓からは大刀(直刀)や玉類が出て
身分の高い者が存在していたことが分かります。

中井町は
中村郷と井ノ口村が合併してできた町で、
中村一族は
系図から桓武平氏の流れの家系です。

源頼朝が挙兵の折り
あしがらのほとんどの豪族は
平家に組みしたが
中村一族のみ源氏に参戦しました。
このことからも
地理上、大磯の海に近い関係だったことが分かります。

中村郷は
上杉と北条の戦いの戦場でもありました。
このあたりを境に攻防がくり広げられたのです。

後に
甲斐武田の領地となり
米倉、曲淵、青木氏が中村郷・井ノ口村を収め
この時期の寺や遺跡が残っています。

武田家旧臣の近藤家には
五輪塔群や
1710年代建築の
茅葺家屋が残っており
現在も人が住んでいます。
貴重な資料で研究者が訪れるそうです。
8/11の実習時のコースに入っています。

他の足柄の村と同様
道祖神が多くあります。
道祖神は元来「悪疫・悪神」の侵入を防ぐ神で
最初は僧侶の合掌双対でした。
この古い形が中井町に多くのこっています。

その後
頭に冠を乗せたり、髪を描いたり
男女の合掌像と変化していきます。
近年は各地に
色を塗ったものまで出てきました。

地図を見ていると
雑色、半分形、五分一、比奈窪、宮上、宮前、宮向、五所宮、古怒田、租原
等、歴史を感じさせる地名が見られます