2014.4.4
紀伊東照宮入口の鳥居です。
徳川家康は「東照大権現」という神様なのです。「権現」というのは「仮に現れる」という意味で、仏様が神様の姿で出現したものです。つまり家康は「仏にして神」なのです。
「東照大権現」というのは天海(てんかい)の案といわれます。東照は「東のアマテラス」という意味で、天皇家の伊勢神宮に対抗する「関東武士の祖先神」という意味です。
地域の人は「権現さん」と呼んでいるようです。バス停でバスを待っているとき二人に話しかけられましたが二人共「権現さんへ行ってこられたんですか?」と尋ねられました。
奥は暗そうです。誰も見当たりません

徳川葵の紋が入った案内板です。

神々しい道をひとり歩いて行きました。

紀三井寺につづき、また階段です。こちらは108段の階段です。


楼門近くの灯篭は苔むした岩の上に立っています。


境内からの景色です。

葵の紋の屏風

東照宮の由来。写真をクリックすると拡大します。

唐門の上には極彩色豊かな天女が描かれています。

紀伊東照宮は「関西の日光」と言われているように鮮やかな色で囲まれています。
たくさんの東照宮がありますが、各大名が徳川家に「自分の地に東照宮を立て権現さんを祭りたい」と申し出て許されて建てたのが各地にある東照宮です。従って日光東照宮より派手にするのは失礼に当たるので質素な東照宮を建てた」と聞いたことがありますが紀伊の東照宮は立派です。

神輿舎

写真をクリックすると拡大します。ガラス越しにちらっと神輿が見えます。
和歌山祭には「神輿おろし」と言って神輿を担いで先ほど登ってきた階段を降ります。江戸時代初期の1622年、 初代紀州藩主徳川頼宣公が父・家康公の霊を慰めるために始まったと伝えられています。神輿がが降りた後は大名行列が加わり片男波の半島を廻って帰ってきます。
「神輿おろし」の映像は下記URLで見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=-mx2cWsxiVA

楼門からの景色です。


唐門から先は入場禁止ですが500円で巫女さんが案内して説明してくれるのです。
社務所に小さく書いてあったのでお願いしました。一人でもOKなのです。
唐門から入って拝殿、本殿と見て回りました。
左甚五郎の作品や柱の彫り物やら見事なものです。写真撮影は禁止なのでパンフレットに載っていた写真です。

下りは階段ではなく裏道を使いました。


桜はすでに散っていました。


巫女さんに帰りのバス停の位置を聞いてまずは時間を確認しました。
南海和歌山市駅が2本/時間、JR和歌山駅が1本/時間ありました。
次は腹ごしらえに付近を歩きました。

つづく・・・・御手洗池公園
【関西シリーズ】
堺 和歌山
1.女性専用車両 1.和歌山城の桜
2.堺市役所からの夕日 2.和歌山城の夜桜
3.菅原神社〜千利休屋敷跡 3.紀三井寺の早咲き桜
4.南宗寺内の寺 4.和歌山城ー1 紅葉渓庭園
5.南宗寺 家康伝説 5.和歌山城ー2 大手門・一の橋
6.南宗寺 八方睨みの龍 6.和歌山城ー3 裏坂から本丸へ
7.美々卯 7.和歌山城ー4 天守閣から
8.鉄砲鍛冶屋敷 8.和歌山城ー5 城の南側を歩く
9.山口家住宅 9. 紀三井寺ー1 楼門
10. 寺が並ぶ界隈 10.紀三井寺2 境内の建物
11.妙国寺の蘇鉄 11.紀三井寺ー大千手観音像
12.堺伝統産業会館 12.和歌浦
13. 堺港・旧燈台に沈む夕日
大阪 草津・彦根
16.中之島東の先端
18.中之島公会堂
19.中之島図書館
20.淀屋橋
23.大阪交通博物館ー1
24.大阪交通博物館ー2
25.大阪交通博物館ー3
27.船場・北浜のレトロビルー2 高麗橋野村ビルディング
28.船場・北浜レトロビルー3 大阪証券取引所
29.船場・北浜レトロビルー4 北浜レトロ
30.船場・北浜レトロビルー5 旧三井ビル