2015.8.21
昭和10年(1935)、6年の歳月を費やし増改築された三越本店を探検しました。
三越は江戸時代の三井高利貸しの呉服店部門でした。よく時代劇に登場する「越後屋、お主も悪よの〜」という場面がありますが、これはやっかみにより作られたイメージのようです。
明治5年に三井から呉服店を切り離し、三井の三と越後呉服店の越を取って三越としたのです。
種々の変遷を経て、三越呉服店の本店(日本橋店)は大正三年に全館暖房、日本最初のエスカレータがある百貨店として生まれ変わったのです。
詳しくは下記URLをご覧下さい。
http://www.mitsuipr.com/history/meiji/mitsukoshi.html
日本橋三越本店の正面玄関入口にはギリシャ神話に登場する商業の守護神・ヘルメス像が飾られています。



入口のライオン像です。

ライオン像の説明です。写真を拡大してお読みください。

入口を入ったところです。高級感が漂います。

中央は吹き抜けになっており、4階までの壮大な天女の像がありました。像が完成したのは昭和35年(1960)とのことです。
この像は、三越のお客様に対する基本理念「まごころ」をシンボリックに表現する像として「まごころ像」といわれ、日本橋三越本店の象徴となっています。
製作にあたったのは名匠・佐藤玄々で京都の妙心寺内にあるアトリエで、約10年の歳月を要したとのことです。
しかし、天女と言われてもどこに天女が描かれているのか最初はわかりませんでした。

少し高いところに登り、じっくり見ると美しい天女立っていました。

フランス産赤斑大理石とイタリア産卵黄色大理石を張りつめた中央ホール2階への階段の壁にはアンモナイトとベレムナイトの化石が残っていました。




シャンデリアが灯る通路です。

ホールから見上げる各階ギャラリーは劇場の観客席のようです。

エスカレータの手すりの外周は磨かれ光っています。金色の丸ボディーのエスカレータというそうです。エスカレーターのサイド板には蛍光灯がはめ込まれ絵が描かれています。


二階から見た一階売り場。


最上階の天井はステンドグラスがはめ込まれ自然光を取り入れて素晴らしい空間です。





ホールの周りはテーブルと椅子が置かれ、自由に腰掛けられます。ホテルのロビーに居る感覚でくつろげます。本を読んでいる男性がいました。暑い夏でしたのでクーラーが効くこの場所は格好の休息場所でしよう。、

テーブルと椅子が置かれている休憩場所の壁も大理石でした。

椅子が置いてある場所で休んでいるとパイプオルガン演奏が聞こえて来ました。
昭和5年(1930)、世界的に定評のある米国マイテー・ウェルリッツァー社製の最新式パイプオルガンを購入したそうです。電力によって奏する大仕掛けなものということです。
毎週金曜・土曜・日曜の午前10時、正午、午後3時の1日3回、生演奏が行われるので、興味のある方は出かけてはいかがでしょうか?


パイプオルガン演奏の最後の部分だけですがお聞きください。

今回の三越探検は以上ですが、これ以外にも見所がありそうです。
つづく・・・日本橋
東京駅から日本橋ー2 日本橋三越本店