2016.4. 19
近江町市場で昼食を済ませ、尾山神社へ行きました。
途中で出会った下水マンホールの蓋です。プレートがネジ止めされていました。水色は下水道によって汚水が綺麗な水によみがえることを表現しています。 伝統工芸の加賀水引と金沢金箔をイメージしたデザインで、 下水道工事開始50年を記念し、金澤美術工芸大生がデザインだそうです。

明治8年に建てられた神門が見えてきました。


神門は和漢洋折衷の3層式で、明治初期に建てられた数少ない擬洋風建築遺構の1つです。国の重要文化財に指定されています。



扉には前田家の家紋があしらわれていました。加賀梅鉢(幼剣梅鉢)で
かしん
花芯に短小な剣を加えたものです。
尾山神社は明治6年に創建された加賀藩祖前田利家公と正室のお松の方を祀る神社なのです。




前田利家公像。

隣にはお松の方の像がありました。

八重の菊桜。
江戸後期に前田家が京都御所から授かったとされる国指定天然記念物「ケンロクエンキクザクラ」の子孫にあたります。1935年ごろから市内の有志が接ぎ木して育て2003年に神社に植樹したそうです。花は深紅⇒薄紅⇒白と変化するそうです。アップした写真を見ると、ほとんどが深紅なので咲き始めです。薄紅が少し、白が一つ見えます。


写真をクリックしてください。拡大します。


神門の3階の窓はギヤマンがはめ込まれています。
ギヤマンとは江戸時代ダイアモンドを意味していました。
ポルトガル語でギヤマンとはダイアモンドのことですが、
そのダイアモンドでガラスを切った所からガラス細工製品を指すようになりました。

つづく・・・・・金沢ー4 尾山神社境内
金沢ー1 金沢へ
金沢ー2 近江町市場
金沢ー3尾山神社