2016.4.19(一日目)
尾山神社を後にして、四高記念館へ向かいました。
こどもの日が近いのでかわいい季節の額皿が売り出されていました。家内が買おうか、と悩んでいましたが金沢初日なのでもう少し様子を見ることにしました。結局、同じものは見当たらず、似た額皿を購入しました。

観光地なのでそれなりのデザインのマンホールの蓋を期待したのですが、写真のようにそっけないものしか見かけませんでした。前田家の梅鉢の紋章からとった梅の花の形の中に、「下水」の文字が入っているだけでした。

気温は16℃、14:30なので最高気温でしょう。風が強く寒い金沢でした。

警備がいる物々しい建物は日本銀行金沢支店でした。
日本銀行金沢支店は、1909年3月に全国9番目、日本海側では初の出張所として開設、1911年に支店に改称しています。

香林坊交差点傍のピラミッド

香林坊地蔵尊が交差点傍にあり、香林坊という地名の由来と香林坊地蔵尊について説明が書かれていました。
越前朝倉氏に仕えた向田兵衛は天正8年(1580)当地に移り 町人となって薬種商を営む。比叡山の僧であった縁者の香林坊を婿養子に迎え、店の名も香林坊とする。ある夜、兵衛の夢枕に立った地蔵尊のお告げにより処方した目薬が、藩祖前田利家の目の病を治し、香林坊は大いに名を上げる。この夢で見た地蔵尊を造り店の小屋根に安置し商売が繁盛する。寛永の大火のとき、地蔵尊辺りで不思議と火が止まったため、香林坊の火除け地蔵とも呼ばれるようになった。

レンガの建物が石川四高記念文化交流館です。右のボンボリが並んでいる通りは兼六園・金沢城へ通じる道です。

ホテルから歩いてきた経路です。


レンガ造りの建物の左は広場でした。

石川四高記念文化交流館の廊下と階段です。

石川四高記念文化交流館は四高の歴史と伝統を伝える展示がされていました。また、旧四高の教室を多目的に利用出るそうです。
当時の四高生と金沢の風景写真です。路面電車が走り、近代的な曲線美の建物が見えます。

ビクターの蓄音機です。ビクター犬のマークが入っています。

マークを拡大した写真です。犬の名前は「ニッパー」で、実在の犬です。名前から2月8日は「ニッパーの日」となっています。
ニッパーとHis Master’s Voiceの詳しい記事をクリックしてご覧ください。
ビクター犬ニッパーについて

明治27年の高等学校令により旧制高等学校が制定されました。現在の大学に相当します。
第四高等学校は現在は金沢大学となっています。
第一高等学校は東京の東大、第二高等学校は仙台の東北大、第三高等学校は京都の京大となりました。

第四高等学校の全景模型です。


正面玄関

正門の門柱は四高時代のものです。

石川近代文学館

つづく・・・金沢ー6 しいのき迎賓館
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金沢ー5 石川四高文化交流記念館
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