2017.3.20
依水園を後にして、昼食をとりたいと思っていた工場跡事務室Cafeへ移動しました。

場所は戒壇院の裏です。

塀と家の僅かな隙間から枝を伸ばしている木があり、びっくり!


土塀に沿って歩くと東大寺境内に入りました。

東大寺南大門
天平時代の門は平安時代に大風で倒壊しましたが、鎌倉時代に再建されまいた。

鹿に初対面です。

大仏殿は補修中で、建物は見られませんでした。
大仏は後で見ることにして傍を通りCafeに向かいました。

今後、公園となる場所で整備が進んでいます。

古い建物が見えてきました。ここが目的の場所です。


工場への入口です。

気を付けていないと通り過ぎてしまう程のささやかなCafeのマークが置かれていました。

入口を入った左の建物です。

覗くと実験台があり、丸フラスコが置いてあります。化学実験の部屋のようです。

昔の電柱と白熱電球が!古いものが残っています。


門を入って右が工場跡事務室Cafeです。
大正14年に奈良の宮大工の大木吉太郎によって建てられた建物です。
大正14年に奈良の宮大工によって建てられ
健康長寿を願い、昭和50年代半ばまで乳酸菌飲料の研究及び製造が
行われていました。

建物の中に入ると乳酸菌飲料「フルトミン」のポスターが貼ってありました。
古い方はご存知かもしれませんが私は知りません。フルトミンの研究・製造を行っていた場所でした。

屋根には何本も梁が張られ、配線はむき出しです。丸いすも大正、昭和初期の感じがします。
我々以外にもう一組客が入っていただけです。3月連休のため歩くイベントが有り、その参加者でした。偶然、見つけて入ったそうです。人懐っこく話し掛けられ色々話をしました。

当時から使われていた棚なのでしょう。

最初に水と共に、梅酒(?)が振る舞われました。自家製と言っていたように記憶しています。

メニューは軽い食事(サンドイッチ程度)しかありませんが、満足できました。




仲良くなった男性二人組が写真を撮ってくれ、面白い人達でつい笑顔になりました。

工場跡事務室のトイレです。ここも昭和初期の香りがしました。


便座の横にあったCDプレーヤーです。音はもう一つでしたが楽しい備品でした。

工場跡事務室の隣の家ですが、ここも昔は工場内だったのでしょうか。

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