2017.11.20
大垣から東海道線で一駅の垂井に向いました。
地図を見ると大垣駅は多くの鉄道が通っています。
私鉄は養老鉄道と樽見鉄道です。樽見鉄道は薄墨桜を見に行く時に使う線です。
本来は養老鉄道で養老の滝公園へ紅葉写真を取りに行く予定でしたが、二三日前から雨続きでこの日も霧雨状態なので山行をやめて宿場歩きに変更しました。
JR東海道本線を見ると3路線あります。約5km北へ伸びているのは通称美濃赤坂線です。美濃赤坂周辺で産出する石灰岩・大理石を運ぶために大正八年に作られた線です。電車が今でも運行されています。地図で美濃赤坂周辺を拡大すると沢山線路が見えます。多分、貨物線だと思います。美濃赤坂は中山道の56番目の宿場町があるところです。
話が長くなりますが、東海道本線大垣ー関ヶ原に二本の線路があるのは何故でしょう?
もともとあったのが直線の線路です。大垣ー関ヶ原には急勾配の箇所があり、下り線は蒸気機関車時代に大垣から補機をつけていました。補機も不足気味で太平洋戦争中に輸送力向上のため、北の方に迂回路をつけ下り専用にしたのです。そして新垂井駅を作りましたが、中心から外れ、不評で、電化とともに、元あった線でも登れるようになり、単線だったのを複線にして現在客車は直線の線路を使っています。下り専用線路は貨物と優等列車が走っています。新垂井駅の駅舎は撤去されホームのみ残っています。

大垣駅の南口は大垣城があり、大垣の中心地なので行ったことがありますが、北口は行ったことがないので電車に乗る前に寄ってみました。
広く新しい通路ができていました。

通路からホームに停車している電車が見えました。


アクアウォークというショッピングセンターに直結している通路でした。
大垣は湧き水が湧き「水の都」と言われているところからつけた名前です。
アクアウォークがあるのは「オーミケンシ」の工場跡地です。


垂井駅

垂井駅ホームから見える南口の紅葉並木

北口が中山道垂井宿です

駅のステンドグラス


渡り廊下から見える景色

駅に掲げられていた竹中半兵衛重治像の写真

駅舎の外に出るとここにも竹中半兵衛重治の像がありました。

何故?垂井に半兵衛重治の像があるかというと
竹中半兵衛重治が居城とした菩提山(407m)の山城が垂井にあったのです。
その関係で半兵衛陣屋跡があります。

真っ赤に色づいたドウダンが一本植わっていました。

つづく・・・垂井宿−2 旅籠 亀丸屋