2008.5.5

モンテの砦の後は「時間がまだあるので何処へ行こう?」かと、地図を開き、カモンエス公園が歩いて行けそうなので足を延ばしました。殆どの観光客は正ポール天主堂で引き返していました。天主堂跡の裏に回ると、貧しい中国人が住む界隈でした。地図に道はあるのですが中国人のアパートで行き止まりました。ちょっと怖かったですが、方向は間違っていないので、アパートの間を歩いて進むと、聖アントニオ教会に出ました
マップはクリックすると拡大します。
マカオマップカモンエス公園-01

聖アントニオ教会はマカオで最も古い教会の一つで1560年以前は竹と木で造られていましたが後に石造りになりました。現在の教会建物は1930年の再建によるものです。
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プロテスタントの教会なのでキリストを祀ってありました。
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小高い丘全体が公園になっているカモンエス公園の入り口です。大きな木の葉が茂っていかにも亜熱帯の公園という感じがしました。16 世紀のポルトガルの詩人でマカオに滞在し叙情詩を書いたルイス・デ・カモンエスに因んで名付けたそうです。イギリスの東インド会社の敷地でしたが移転にともないポルトガル人の敷地になったそうです。
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公園の奥は鬱蒼とし進んで行くと、あちらこちらにカードをしたり、将棋をさしたり、碁を打ったりする中年男性が「たむろ」していました。異様な光景で、少し怖いです。多分、賭けているのだと思います。この公園には近づかない方がよさそ
うです。
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下に見えているのはカーサ公園です。
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聖金大建神父の像です。1985年に造られ1999年に在香港、在マカオ韓国人カトリック教徒により修復されたそうです。
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カーサ公園の出口がわからず(ひょっとしたら無いのかも知れません)カモンエス公園に戻り脱出しました。
かなり、歩いたのでどこかで休息したいと思いましたが、観光地の外れでは、喫茶店は期待できない、と地図を見ているとマクドナルドがありました。中に入ると、冷房がよく効いていました。振り向くと、ここはスケート場の中でした。寒いはずです。マクドナルドにソフトクリームがあったので買ってしまいました。小ぶりですがおいしかったです。
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帰りは花王堂街という大通りを通ることにしました。
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中国人が利用すると思われる店が並んでいました。中国人街ですが建物にはベランダがあり、ポルトガルの名残かな?と思いました。
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聖ポール天主堂跡から来た道を戻りました。往きに目をつけておいたお土産を幾つか買ってセナド広場に戻りました。
蚤巻???屋台の下に絵が描いてあり、海苔巻きのような感じですが、確認しなかったのでわかりません。
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セナド広場のそばにある「仁慈堂」です。18世紀後半のネオクラシックにマヌエル様式が加わった建造物です。マカオ初代司教が創設したアジア最古の慈善福祉団体・仁慈堂マカオ支部が事務局として所有したものです。
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セナド広場から、タクシーに乗ってホテルに帰ろうとしましたが、タクシー乗り場の標識のところには誰も居ずタクシーもありません。マカオ一番の観光地なのにこういう状態です。タクシー乗り場から少し歩いてタクシーを捕まえましたが、タクシー乗り場でないと乗せてくれず、タクシーの横に付いて乗り場まで歩きました。マカオではタクシーにすぐ乗れないことを実感しました。

つづく・・・マカオ−6 ホテルの庭とフィッシャーマンズ
マカオ−1 香港からマカオへ
マカオ−2 セナド広場から
マカオ−3 聖ポール天守堂跡
マカオ−4 モンテの砦