2005.9.9

酒田で最初に向かったのが本間美術館です。
マップ1

文化10年( 1813 年)豪商4代目・本間光通が建てた別荘で、藩主酒井候より名付けられた「鶴舞園」という回遊式庭園が見事でした。
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清遠閣という日本家屋は、ふすまが取り外され雨戸が全部開けられており、涼しい風を感じながら畳に座って眺める庭に気分が安らぎました。
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本間美術館のがYou Tubeに出ていました下記URLです。
https://www.youtube.com/watch?v=1JXRiDR_MG4


お昼近くになったので観光協会で聞いたレストラン街へ、もらった地図を眺めて自転車をこぎました。
道は碁盤の目になっていてわかりやすかったです。寺町街を走り、時間があれば寺院をのぞくのも良いだろうと思いながら大ききな塔や酒田大仏を横目に昼食のしゃれた喫茶店、夕飯用のレストランと探せど、探せど、見つからず。あるのは小さなスナック・居酒屋のみでした。
寺町を歩いた人のブログを見つけました。
https://blog.goo.ne.jp/sakatanohito/e/b3a198879010ee257f087b7b7c90fe0d

酒田大仏です。
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結局、駅近くの古びた喫茶店を見つけて入りました。カレーとコーヒーを注文しました。店にはお客が居ず、店の人と話しながらカレーを食べました。店の人に聞くとやっぱり「しゃれたところなどない」とのこと。考えるに、自転車で走っていても人がいなかったです。(平日のせいもありますが)。商店街も人が歩いていないので自転車で通り抜けました。この町は米の町、漁師の町なのでスナック・居酒屋が多いのがうなずけました。

入った喫茶店はマリンという喫茶店だったような?
https://www.japan-cafe.com/entry/67423166


昼食後は「本間家旧本邸」へいきました。
マップ2


「本間家旧本邸」は明治5 年に酒井藩主のために、幕府巡視者用宿舎として大地主の本間家が建造し、差し出した旗本2000 石級の武家屋敷です。
書院造りの門構えで、奥は商人の屋敷づくりになっていました。これらが一体化しているめずらしい建物です。
玄関口には樹齢400 年といわれている立派な松が植わっています。
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書院づくりの「床窓」はハイカラで素晴らしいと思ったら、説明によると障子の桟は逆卍のデザインでした。
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邸の中はがっしりした大きな梁を使い、角館の武家屋敷に比べスケールが大きかったです。

本間家旧本邸のHPです。
http://hommake.sakura.ne.jp/


次に向かったのは「廻船問屋鐙屋」でした。
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鐙屋惣左衛門は酒田36人衆の一人。井原西鶴の「日本永代蔵」にも出てくる商人でした。「北の国一番の買い入れ惣左衛門といふ名を知らざるはなし」と「日本永代蔵」に記されています。
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旧鐙屋の帳場、台所では人形が当時の様子を再現していました。
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「本間家旧本邸」は武家なので、かわらの立派な屋根ですが「鐙屋」は商家のため、わらぶきに丸石を置いた粗末なものであったそうです。


つづく・・・酒田−3 山居倉庫

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