2005.9.29
以前から歩いてみたいと思っていた「竹採り(竹取物語)の里」へ行ってきました。小田原から東海道線下りに乗りました。三島駅近くから愛鷹山の右に富士山が見られます。電車が進むと共に富士山が左に動き、愛鷹山の左に富士山が移っていく様子をのんびり眺められました。
東海道本線吉原駅で下車し「岳南鉄道」に乗り換え目的地に向かいます。
吉原駅から見えた富士山です。
時刻表を確認せず出かけたので岳南鉄道への連絡が悪く、待ち時間が25分あり、駅付近を歩きましたが何も無い駅周辺でした。学生時代、叔母が一時、吉原に住んでいたのでその折、訪ねたことがあります。その頃とほとんど変わっていませんでした。何故だか駅前の「トンボタクシー」を覚えていました。多分「トンボタクシー」を利用したのだと思います。
目的地到着はお昼になるのでコンビニでおにぎりを買おうと思いましたが駅の周辺にありませんでした。「岳南鉄道」の職員にたずねると、「竹採公園」に一番近い駅は比奈駅だが、一つ前の岳南原田駅の近くに「セブンイレブン」があるのでそこで調達するのが良いだろうと親切に地図で教えてくれました。さらに、電車が少ない(30 分に1 本程度)からと時刻表までくれました。吉原駅以外は無人駅です。
待ち時間がたっぷりあったのが幸いしました。
全長9.2kmの岳南鉄道路線図です。
岳南鉄道吉原駅ホームに入ると一両編成のレトロな電車が停まっていました。屋根に丸みがあり、ライトが頭についている一時代前のかわいい電車です。
路面電車に乗っているような感じで、電車の窓のすぐそばに家の軒・窓が見られます。
煙を吐き出している煙突がならんでいます。吉原は製紙会社の街です。
吉原は、富士山の伏流水による豊富な湧き水を利用した製紙業が盛んです。旧昭和製紙、王子製紙等大企業もありますが、多くは中小企業です。
吉原は、富士山の伏流水による豊富な湧き水を利用した製紙業が盛んです。旧昭和製紙、王子製紙等大企業もありますが、多くは中小企業です。
古紙が積み上げられている製紙工場です。
ドアは3 ヶ所。後ろの扉から乗り、岳南原田駅で後ろの扉から降りようとすると閉まっていて、あわてて前の扉へ行きました。帰りに観察するとワンマン車で、真中乗車、前降りでした。真中に整理券箱があり、前と後ろに料金箱がありました。なぜ前後に料金箱があるかというと終点になるとそのまま前後が反対になるからです。ここがワンマンカーのバスと違うところで電車はUターンできないのです。
岳南原田駅はまさにローカル線の駅舎です。
セブンイレブンでお昼のおにぎりを購入した後、目的のかぐや姫の生誕地へ向かいました。まず、永明寺というお寺へ寄りました。
つづく・・・竹取物語の里−2 永明寺