2009.3.22

2009年に花咲く桜を探して熊本城を歩いた時の記事です。

熊本空港では雨が降っていましたが、熊本市内では雨がやんだので、熊本城の桜の様子をホテルのフロントで聞いてみました。
城内の桜はまだだが、不開門(あかずのもん)辺りは満開とのことでしたので、ホテル前から市電に乗り市役所で下車して不開門を目指しました。
桜を見ながら歩いたルートは地図の赤線です。
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市電を降りて城内を見ると長塀越しに桜が咲いていました。
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堀沿いに歩き「うまや橋」を渡ると朱塗りの熊本城稲荷神社が見えてきました。
なんだかお城にそぐわない派手さです。
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桜が満開でありますように!と祈りながら知恵の輪をくぐりました。
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敵を威圧するような「東十八間櫓」が見えその下に桜が咲いていました。
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稲荷神社の向かい側には何やら遺跡の跡のようなものが見えました。
現在は高橋公園となっていますが第6師団長官舎跡地だそうです。高橋公園の名は熊本七代市長の功績をたたえてのものなのでしょう。高橋市長は熊本の市民の足である市電を開通させた人だそうです。

第6 師団長官舎玄関跡(?)
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第6師団長官舎門跡(?)
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公園には幕末の志士の像がありました。中央の横井小楠は、幕末の政治家・思想家で、文化6年(1809年)8月13日に、肥後藩士横井時直の次男として、内坪井(現熊本市坪井)に生まれました。名は「時存(ときあり)」、号を「小楠」、といいます。肥後藩の藩校である「時習館」に学びました。居寮長に抜擢されたり、江戸留学も命じられた秀才でした。後に実学党グループをつくって藩学に対抗したり、私塾「小楠堂」を開き、藩政改革派を育てます。勝海舟や坂本竜馬らと親交がありました。
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五間櫓が見える広場です。昔は堀だったのでしょう。左に高い石垣が見えます。攻めにくい城というのが実感できました。
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五間櫓を回りこむと不開門があります。
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五間櫓の下の桜です。
赤く色づいている葉は「クスノキ」です。「クスノキ」は春になると赤く紅葉した葉がたくさん出てきます。その後、新しい葉が出てきます。
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不開門近くになってくるとホテルのフロント嬢が言ったように満開の桜が見られるようになりました。
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不開門の入り口です。ここで入城料を払い熊本城内へ入りました。
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つづく・・・熊本城の桜−2 不開門から天守へ