2008.9.22(月)(三日目)
祇王寺手前の「こみち」にたくさん休憩するところがあり、一休みすることにしました。
この辺まで歩いてくると疲れを感じます。少し古風なつくりのカフェに入りました。この日はカフェにもお客さんはいませんでした。感じの良い若夫婦が店を開いていました。
この辺まで歩いてくると疲れを感じます。少し古風なつくりのカフェに入りました。この日はカフェにもお客さんはいませんでした。感じの良い若夫婦が店を開いていました。



祇王寺は平家物語に出てくる白拍子祇王の悲しい物語で知られるお寺です。昔の往生院の境内であったところです。往生院は法然上人の門弟良鎮に依って創められたと伝えられ、いつの間にか荒廃して、ささやかな尼寺として残り、後に祇王寺と呼ばれるようになりました。
明治二十八年、京都府知事北垣国道氏が、祗王の話を聞き、嵯峨にある別荘の一棟を寄付しました。此が現在の祇王寺の建物だそうです。ここも紅葉と苔が美しい場所です。

【平家物語 祇王の話(訪問当時の祇王寺HP より)】
平家物語の巻頭に、祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅雙樹の花の色、盛者必衰のこ
とわりをあらはす。おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。・・・・・・・・・・・・
と美しく書き出してあるが、更に読み進むと祗王祗女の事が出て来る。これは平氏全盛の頃、平
清盛と二人の女性の哀れな物語である。
都に聞えた白拍子の上手に祗王、祗女と言う姉妹があった。近江の国野洲江辺庄の生れ。父九郎時定は、江辺庄の庄司であったが罪あって、北陸に流されたので、母と共に京都に出て、白拍子となり、のち姉の祗王が清盛の寵愛を得て、妹祗女も有名となり、毎月百石百貫の手当もあり、安隠に暮らしていた。或時清盛が祗王に、何か欲しいものがあるかと尋ねると、祗王は、自分の生国は水の便が悪く、毎年旱害を受け、一庄三村は飢餓に苦しんでいるから、願わくば、水利を得させて戴きたいと願った。清盛は早速、野洲川から三里の溝を掘らせ、水を通した。里人はこれを徳とし溝を名づけて、祗王井川と呼び、今に至っている。
ところが加賀の国の者で仏御前と呼ばれる白拍子が上手で、清盛の西八条の館に行き、舞をお目にかけたいと申し出た。清盛は、神とも言え、仏とも言え、祗王があらんずる所へは叶うまじきぞ、とうとうまかり出でよと門前払いをしたが、祗王が、やさしく取りなしたので、呼び入れて、今様を歌わせることにした。仏御前は、君を初めて見る折は 千代も歴ぬべし姫小松 御前の池なる亀岡に 鶴
こそ群れいて遊ぶめれと繰り返し三べん歌ったが、声も節も頗る上手だったから、清盛は、たちまち心
動かして仏御前に心を移した。昨日までの寵愛は何処へやら、祗王は館を追い出されることになった。
せめてもの忘形見にと、
萌えいづるも 枯るるも同じ 野辺の草
萌えいづるも 枯るるも同じ 野辺の草
いずれか秋にあわではつべき
と障子に書き残して去って行く。
あくる春になって清盛は仏が退屈しているから、舞を舞って仏をなぐさめよと使者をよこすと、祗王は
もとより行く気は無かったが、清盛の権勢と母の哀願に抗しかね、館に行って、
仏もむかしは凡夫なり われらも遂には仏なり
いずれも仏性具せる身を 隔つるのみこそ悲しけれ
と歌い舞った。並居る諸臣も、涙を絞ったと言う。
仏もむかしは凡夫なり われらも遂には仏なり
いずれも仏性具せる身を 隔つるのみこそ悲しけれ
と歌い舞った。並居る諸臣も、涙を絞ったと言う。
祗王「かくて都にあるならば、又うき目を見むづらん、今は都を外に出でん」とて、祗王二十一、祗女
十九、母刀自四十五の三人、髪を剃って尼となり、嵯峨の山里、今の祇王寺の地に世を捨て、仏門に入る。母子三人念仏している所へ竹の編戸を、ほとほとたたく者がある。出て見ると、思いもかけぬ仏御前であった。
祗王の不幸を思うにつれ、いずれか秋にあわで果つべき、と書き残された歌を誦するにつれて、無常を感じ、今朝、館をまぎれ出でて、かくなりてこそ参りたれと被っていた衣を打ちのけるのを見れば、剃髪した尼の姿であった。わずかに十七にこそなる人の、浄土を願わんと深く思い入り給うこそ、と四人一緒に籠って朝夕の仏前に香華を供えて、みな往生の本懐を遂げた。


控えの間の吉野窓から見えるギボウシの花

つづく・・・京都−43 寂庵・清凉寺
京都−32 琵琶湖畔
京都−33 三井寺1
京都ー34 三井寺2
京都−35 舞妓さん撮影会&踊り
京都−36 伏見・黄桜
京都−37 伏見・寺田屋
京都−38 広隆寺・弥勒菩薩
京都−39 渡月橋
京都−40 保津川下り
京都−41 常寂光寺
京都
1.京都ー1 東寺
2.京都ー2 梅小路蒸気機関車館
3.京都ー3 西本願寺
4.京都ー4 冬の渉成園
5.京都−5 再び東寺−1 五重塔
6.京都−6 再び東寺−2 金堂・講堂・毘沙門堂・大師堂
7.京都−7 宇治−1 宇治橋通り商店街
8.宇治−2平等院鳳凰堂京都−8
9.京都−9 宇治−3 平等院の寺々
10.京都−10 宇治−4 宇治川を渡る
11.京都−11 宇治ー5 興聖寺
12.京都−12 宇治−6 宇治上神社
13.京都−13 宇治−7 源氏物語
14.京都−14 宇治−8 京阪宇治駅
15.京都ー15 ホテルオークラ別邸粟田山荘
16.京都ー16 粟田神社
17.京都ー17 青蓮院門跡の庭園
18.京都ー18 青蓮院門跡の建物内
19.京都ー19 青蓮院門跡前のCafe
21.京都ー21 先斗町
22.京都ー22 仁和寺へ
23.京都ー23 仁和寺宸殿
24.京都ー24 仁和寺 黒書院・霊明殿
25.京都ー25 仁和寺境内
26.京都ー26 北野天満宮
27.京都ー27 金閣寺
28.京都ー28 日航ホテルプリンセスでディナー
29.京都−29 伏見・桃山
30.京都−30 伏見稲荷大社
31.京都−31 伏見稲荷 千本鳥居
