2006.10.24(三日目)

朝出発前に海岸まで散歩しました。2分ほどで海岸に着きました。夏には海水浴で賑やかになることでしょうが10月末は誰もいない砂浜でした。
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砂浜を散歩した後、松崎の町を観光しました。
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最初に長八美術館に行きました。
長八は江戸時代の左官屋で、漆喰とこてを使って作成した芸術作品をたくさん残しています。
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作品は緻密で、虫眼鏡越しに鑑賞するものもありました。残念ながら撮影禁止でした。

下記URLは長八美術館のHPです。作品や長八についての記述があります。
その中に「光る泥団子つくり」の動画がありました。泥団子に漆喰を乗せ塗り広げるために、今は貴重品になりつつあるフイルムケースが使用されていました。このような使い方があるのかとびっくりしました。
https://www.izu-matsuzaki.com/pages/69/

美術館を出ると雨が降り出したので、向かいにある長八の菩提寺である浄感寺(長八記念館)へ「八方にらみの龍」を見に行きました。どこから見ても龍ににらまれるように描かれていました。
長八の作品は下記URLからご覧になれます。
https://izufull.com/powerspot/m/detail.php?d=rc87tsyBKB

なまこ壁通りは以前訪問したときより整備され美しくなっていました。
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なまこ壁とは壁面に四角い平瓦を並べて貼り、その継ぎ目を漆喰でかまぼこ型に盛り上げる技法です。江戸時代に防火を目的に普及しました。
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那賀川沿いの中瀬邸前の時計塔は以前は木のままだったと記憶していましたが、カラフルに塗られていました。以前の方が私は良かったです。
調べてみると下記のようにありました。
昔の時計塔は、大正13年の天皇ご成婚を記念して当時の青年団により建設されましたが、昭和13年の水害により水没しました。現在の時計塔は、町づくりの一つとして復元を図り、斬新なデザインとして昭和62年12月15日に完成しました。
時計塔についてのロマンを語っている記事がありました。
https://www.surugawan.net/guide/29.html
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中瀬邸の蔵の扉に漆喰画が描かれました。
中瀬邸は明治に呉服問屋として財を成した依田直吉の邸宅です。依田直吉呉服店の屋号が中瀬だたので中瀬邸と呼ばれています。1998年に松崎町が買い取り民俗資料館として公開されています。
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岩科学校へも行きたかったのですが、町から離れており雨が強くなってきたので松崎散策はこれでおしまいにしました。

つづく・・・西伊豆−8 浄蓮の滝
西伊豆−1 修善寺
西伊豆−2 恋人岬
西伊豆−3 黄金崎
西伊豆−4 堂ヶ島・遊覧船に乗る
西伊豆−5 堂ヶ島・天窓洞
西伊豆−6 ランの花咲く丘