2009.10.17
東京ジャーミイ入口前にやってきました。アーチ部の天井のアラベスク模様がきれいでした。

アラビア文字をあしらった(レタリング文字)窓がありました。
ジャーミーの装飾の特徴はアラベスク(幾何学紋様)とレタリング文字(カリグラフィーを基本にしたデザイン文字)で飾られていることです。


入口です。


ジャーミイの中では女性が右側に集まりました。

礼拝時の男女混合禁止・・・礼拝時に男女が隣り合えば、男女とも意識し合って祈りがおろそかになるのは間違いありません。そのため、イスラームの礼拝では、男女は離れて礼拝します。大きなモスクでは女性の礼拝場所が柵で仕切られています。東京ジャーミーではもともと、建築上の都合から、なるべく広い場所を確保しようと2 階が作られたのですが、建築後に2階部分を女性用の礼拝場所としたのだそうです。もっとも、隣の人の雰囲気を感じない範囲、例えば2 mほど離れていれば、同列での礼拝は許されるとのことです。つまり男女の同席礼拝禁止は、女性のスカーフやへジャブ(全身を覆う衣)の着用と同様、女性の色香に惑わされ易い男性の弱さを補うための規律なのです。これらのことからわかるように、イスラームは人間の陥り易い部分を生活行動の中で具体的に宗教的規律としているそうです。
モスクの正面のステンドグラスとその下のミフラーブです。ミフラーブとはメッカの方向を示す場所です。神聖な場所とか祭壇ではなく、メッカのカーバ宮殿の方向です。信者はメッカの方向を向いて決められた時刻に礼拝します。その時刻はメッカが中心になり世界中の信徒が輪になっているということで連帯感を持つということになります。

大ドームの天井です。

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昔、多神教の広がる西アジアで、バビロン補囚により一神教に目覚めたヘブライ(ユダヤ)の民に対し、神は彼らを救うために預言を行いました。その後、儀式主義・形式主義に陥ってしまったユダヤ教を変革しようとした神は、イエスに隣人愛を預言しました。ユダヤの民がイエスの言葉を受け入れはしなかったのですが、ユダヤ教を土台としたイエスの言葉、即ち、キリスト教は、ローマからヨーロッパに拡大していきます。しかし、キリスト教もまた、拡大のために偶像崇拝に陥ってしまいます。これらの過程を反省して、もうこれが最後だと神がムハンマドに預言した宗教形式が、イスラームなのです。つまり、イスラームは人間の弱さを前提にしてそれを何とかして克服しようとした宗教です。ですから「クルアーン(コーラン)」には、日常の生活規範が事細かに記されているのです。
---------------------------------------礼拝堂の中で、トルコ大使館の通訳のフセインドラコールさんよりイスラムについて30分ほど話を聞きました。今回の説明は導師(イマーム)ではありません。とてもわかりやすく話して下さいました。
左右の一段高い所は礼拝の時、話をする台で、大勢の人からよく見えるように!ということです。学校の教壇のようなものでしょうか?
イスラームのイマームは、キリスト教の神父のように、一般民衆より宗教的に格が上だとか、民衆の懺悔を聞いて神の代わりに許しを与えたりはしません。あくまで礼拝の助けをするという役割です。イマームは本質的にはムスリム共同体(ウンマ)の統率者であり、指導者とか模範的な者という意味を
持っています。現実的には、モスクに属して礼拝を統率します。ウラマー(法学者)と重なる部分もあります。
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【イスラームの解釈】
イスラームはキリスト教を反省した宗教であるはずでしたが、ムハンマドの主張が勢力を得た622 年から50 年も経たない661 年、権力争いの結果、イスラームはスンナ派とシーア派に分かれてしまいます。
キリスト教カトリックが、自給自足の中世ヨーロッパ社会に併せてイエスの言葉と大きく違ってくるように、結局、宗教は権力によって大きくねじ曲げられてしまうのです。また一方、歴史の流れにより社会状況が変化し、その結果、民衆の求めに応じて宗教も変わっていくのもまた事実です。
------------------フセインドラコールさんが手にしているのは「コーラン(クルアーン)」でした。
コーランの内容は知りませんが、生活規範が書かれているのでしょう。ドラコールさんがおっしゃるにはイスラム教は強要はしないとのことです。人それぞれが解釈をして実践していけば良いとのことです。
礼拝に来るのは解釈が出来るようになる15 歳からで、それまでは基礎を各家庭で教えるそうです。
しかし、この解釈が難しいのでしょう。解釈は人によって違うのですから。キリスト教でも仏教でも出所はひとつですが解釈が違い多くの宗派が出来たのです。

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クルアーン( قرآن qur’ān)あるいはコーランとは、イスラーム教(イスラーム)の聖典です。科学的にみればムハンマドの著作であり、伝統的なイスラームの信仰ではイスラームの開祖であるムハンマドに対して神(アッラーフ)が下した啓示であるとされています。ムハンマドの死後にまとめられた現在の形は114 章からなります。クルアーンは「読まれるもの」の意味です。(アラビア語では定冠詞を伴い「アル=クルアーン」と呼ばれます。)欧米では古くからCoran あるいはKoran と呼ばれており、日本でも長らくそのカタカナ化した形である「コーラン」という名前で呼ばれてきた。しかし近年はアラビア語の原語の発音により近くして日本語ではクルアーン、英語ではQur'an と表記されることが多くなってきています。
-----------------------つづく・・・となりの神さま−3 東京ジャーミイ二階・女性用礼拝場
となりの神様−1 東京ジャーミイ1
